Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

生活・スタイル マネー 2020/05/28

#マネー#初心者#投資#斉藤勇

初心者向け! 介護職が少額からはじめられる投資(1)

文:斉藤 勇 ファイナンシャルプランナー/宅地建物取引士 money_20200528_1_01.jpg

「投資には興味があるけど難しそう」「投資はお金持ちの人がするもの」など、資金運用についてマイナスなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし現在、投資はそれほど手をかけずに数千円からでもできるようになりました。
今回は、そもそも投資とは何か、投資の良い点悪い点、始めるためにはどんな手続きが必要かなど、これから投資にチャレンジしようという方に知ってほしいポイントを紹介します。

投資とは? メリットとデメリットは?

投資とは「利益を得る目的で、事業などに資金を提供すること」です。

言葉の意味を聞くと、「投資はやっぱりハードルが高いなぁ」と感じてしまうかもしれません。しかし中には、これから投資をはじめようとお考えの介護職の方にぴったりの、数千円からはじめられる小額投資も用意されています。

まずは投資のメリットとデメリットを理解して、無理なく始めていきましょう。

投資のメリットは、銀行預金よりも大きなリターンが期待できること

低金利の今は、銀行に預金を預けていても利息はほとんどつきません。しかし、投資はタイミングがいいと大きなリターンが期待でき、銀行にお金を預けておくよりもかなり有利になることがあります。

投資のデメリットは、損をするリスクがあること

投資は必ず「得をする」というわけではなく、タイミングが悪いと「損をする」リスクがあります。投資をはじめる前にはいろいろと勉強をして、なるべく「損しない方法」を選びましょう。

どんな心構えで投資をすればいいの?

投資をしていると、「予想と違ってうまくいかない......」といったこともあります。そんな時でも冷静な判断ができるように、次のポイントを心がけておきましょう。

投資をするうえで大切な5つの心構え

1)投資にはリスクがある
投資をするうえで最も大切なのは、「投資は損をするリスクがある」ことを認識しておくことです。この心構えができていないと、ちょっと元本を下回っただけで心配になってしまいます。損をしても冷静でいられるよう、リスクを念頭に置きましょう。

2)生活費を投資に回すのではなく、余裕のある資金を投資に回す
大切なのは、貯金しっぱなしで全く動かさない給料の一部など、当面使う予定がないお金を投資に充てることです。生活に必要になるかもしれないお金を回してしまうことがないよう、注意しましょう。

3)リターンとリスクの大きさは比例する
投資は「リターンとリスクの大きさは比例する」などと言われています。大きなリターン(もうけ)が期待できるときは、それと同じくらい大きなリスクが裏に潜んでいます。投資をはじめるとリターンばかりが気になってしまいますが、時には慎重な判断をすることが必要になります。

4)リスクを最小限に抑えるため、資金を分散するなどの工夫をする
投資で成功するには、リスクを最小限に抑えるための工夫が必要です。方法はいろいろありますが、まずは「投資をする対象を分散させる」「何回かに分けて少額で購入する」などの分散投資を心がけるといいでしょう。

5)投資は自己責任、アドバイスをうのみにしない
投資は自己責任が原則です。ある程度までアドバイスを受けても、最終的には自分で判断しましょう。証券会社の営業さんが絶対もうかると言って買った銘柄でも、思うようにいかなかったときに損をするのはあくまで自分です。

初心者におすすめの投資は?

投資にはさまざまな種類がありますが、これから投資をはじめる人は「少額」で「簡単」にできる方法を選ぶといいでしょう。

初心者におすすめの投資

1)投資信託
投資信託は、専門家が多くの人から集めた資金をまとめ、世界の株式や債券などに投資・運用する金融商品です。1口単位で購入でき、数千円から投資できるものもあります。たくさんの投資信託が設定されていますが、「これから成長しそうな分野だな」「値動きが安定していそうだな」など、自分が興味を持ったテーマの投資信託を選びましょう。

2)株式投資
東京証券取引所などに上場されている企業の株式を購入し、購入した企業から配当金や株主優待(日清食品の株を一定以上買うと毎年食品詰め合わせがもらえるなど)を受け取ったり、値上がりしたら売却をして譲渡益を得たりします。株式投資に必要な資金は、購入する株式の株価と売買単位によって異なります。数万円から購入できる銘柄もあれば、数十万円の資金が必要な銘柄もあります。

例)9984 ソフトバンク
株価:4600円 売買単位:100株  4600円×100株=46万円の資金が必要

例えば、ソフトバンク(株価4600円と想定)の場合、売買単位が100株のため、投資をするには46万円が必要になります。しかし、証券会社によっては、売買単位以下で投資(ソフトバンクなら1株・4600円から購入)できるサービスを提供しているため、少額で株式投資をはじめたい方は、証券会社で口座を開く際にチェックしておきましょう。少額の場合は主に値上がりを狙うことになるでしょう。

3)NISA
NISAは2014年1月にスタートした、個人投資家のための税制優遇制度です。通常、株式や投資信託に投資をして配当や譲渡益を得ると、金額に応じて税金が課税されます。しかし、NISAの口座を通して投資をすると、毎年120万円の非課税投資枠が設定され、配当や譲渡益が非課税になり、その税金を払わなくてよくなります。

4)つみたてNISA
つみたてNISAは、2018年1月にスタートした、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。つみたてNISAで購入できるのは、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られていますが、購入できる金額は年間40万円まで、非課税期間は20年間で、長期にわたって税金の優遇を受けられます。なお、NISAとの併用はできません。

証券会社に口座を開くことが投資をはじめるための第一歩

投資をはじめる場合、最初にしなければならないのは「証券会社に口座を開くこと」です。ただし、証券会社はたくさんあるため、自分の投資スタンスにあった証券会社を選ぶことがポイントです。

証券会社を選ぶ際にチェックしたい3つのポイント

1)ネット証券?それとも対面型証券会社?
証券会社にはインターネットで取引をするネット証券のほかに、担当者やコールセンターを通して取引をする対面型証券会社があります。
初心者の方の中には、いろいろ相談しながら投資をはじめたいと考えて、対面型証券会社を選ぶ方もいます。しかし、ネット証券にもコールセンターが設置されていて、いろいろとアドバイスをしてくれます。証券会社で口座を開く前に、どんなアドバイスが受けられるのか問い合わせてみるといいでしょう。

2)提供しているサービスをチェック
証券会社によって、投資できる商品が異なります。例えば、投資信託に投資をしたい場合には「どんな投資信託を購入できるのか」、株式投資の場合には「1株単位で売買できるのか」など、事前に確認をしておくといいでしょう。
参考までに、1株単位で投資ができるサービスを提供している、代表的な証券会社をご紹介します。

【1株単位からOK! 少額ではじめられる証券会社】
野村證券の「まめ株」 、SBI証券の「S株」、マネックス証券の「ワン株」、カブドットコム証券の「プチ株」など。LINE証券は日本の有名企業や国内ETF(上場投資信託)を、LINE上で1株・1口単位から取引できるサービスをはじめました。

3)売買手数料をチェック
売買手数料は証券会社によって違い、ネット証券のほうが対面型証券会社よりも安くなる傾向にあります。ご自身の売買頻度や運用資金、提供しているサービスに応じて、売買手数料が安い証券会社を選ぶといいでしょう。

はじめは難しいと感じても、投資を進めるにつれ、魅力的な投資対象を見つけられるようになります。そのときには新しい証券会社に口座を開くなどして、投資のすそ野を広げていくといいですよ。

SNSシェア

プロフィール

斉藤 勇

ファイナンシャルプランナー/宅地建物取引士

オフィスISC代表。保険や貯蓄、住宅ローンなど、お金にまつわる疑問や悩みごとの相談に応じている。不動産取引では不動産投資を通じて得た豊富な取引経験をもとに、売り手と買い手、貸し手と借り手、それぞれの立場でアドバイスを実施している。

介護職の生活・スタイルの関連記事

  • マネー

    2021/02/26

  • 少額から始められる「不動産投資」は、忙しい介護職におすすめ

  • 文|斉藤 勇
  • 生活

    2020/11/09

  • 介護職のための「読むサプリ」その2
    ショックを受けたとき・やる気を高めたいときの名言集

  • 文|佐野勝大 編集者・ライター
  • 生活

    2020/10/08

  • 介護職のための「読むサプリ」
    落ち込んだとき、仕事が辛いとき、新しい一歩が踏み出せないときの名言集

  • 文|佐野勝大
もっと見る