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ニュース 医療介護最新ニュース 2020/07/10

介護現場の人員配置、ロボット導入で見直し 政府検討 骨太原案に明記

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《 8日の諮問会議(画像出典:首相官邸HP) 》

介護のみらいラボ編集部コメント

介護施設などでの人員配置について、政府はセンサー、ロボット、ICT(情報通信技術)など最新技術の導入により、配置基準を見直しできるとの見方を示し、いわゆる骨太方針にも明記する考えです。しかし、現場関係者からは、人員の削減は現場でのサービスの質の低下や現場介護職の労働量の増大につながる可能性を指摘する声も出ています。
電子介護記録やAIケアプランニングなどで業務を楽にしつつ、新技術導入で省力化できるところとできないところを考えてからの制度設計が望まれます。

政府は8日の経済財政諮問会議で、今年の「骨太方針(経済財政運営と改革の基本方針)」の原案を提示した。【Joint編集部】

ウィズコロナ、アフターコロナの「新たな日常」へ転換していく意思を前面に打ち出す内容。社会全体のデジタル化などに集中投資する考えを示し、そうした文脈で介護の分野にも言及している。

「人手不足に対応するとともに、対面以外の手段をできる限り活用する観点から、サービスの生産性向上に重点的に取り組む」と説明。見守りセンサーやインカム、ICT、ロボットなどの現場への導入について、「効果検証によるエビデンスを踏まえ、次期介護報酬改定で人員配置の見直しも含め後押しすることを検討する」と明記した。

令和2年第10回経済財政諮問会議

厚生労働省は現在、次期改定に向けた具体的な議論を社会保障審議会の分科会で進めている。委員を務める現場の関係者からは、拙速に人員配置基準を緩和すればサービスの質の低下や職員の負担増を招くという慎重論も多く出ており、政府の前のめりの姿勢は波紋を呼びそうだ。

政府はこのほか原案に、「ケアプランへのAI活用を推進する」「介護予防サービスにおけるリモート活用を加速させる」とも記載している。与党などとの調整を経て、来週中にも「骨太方針」を閣議決定する予定。

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出典:介護のニュースサイトJOINT

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