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ニュース 医療介護最新ニュース 2020/07/14

人工呼吸器とスマホ、距離をとって使用を 厚労省 介護現場に注意喚起

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《 介護保険最新情報Vol.856 》

介護のみらいラボ編集部コメント

人工呼吸器とスマートフォンが接近した際に、人工呼吸器がスマートフォンの電波を自発呼吸と誤って認識した例が総務省の調査で確認され、発表されました。介護士や家族が誤ってポケットに入れたままのスマートフォンを人工呼吸器に近づけた場合などに誤動作が起こる可能性があり、厚生労働省が注意を呼び掛けています。

スマートフォンやタブレットなどから出る電波が、人工呼吸器の作動に影響を与えてしまう恐れがある − 。厚生労働省は10日、介護現場の関係者にそう注意を喚起する通知を発出した。【Joint編集部】

人工呼吸器とスマホなどを近づけ過ぎると、電波干渉によって不具合が生じてしまう可能性があると説明。とるべき距離を医療職から事前に教えてもらうこと、端末をその距離より遠ざけて安全を確保することなどを求めた。

通知では、「ホームヘルパーや家族も注意が必要」と念を押した。趣旨を噛み砕いてまとめたリーフレットとともに、介護保険最新情報のVol.856で広く周知している。

今回の注意喚起は、スマホなどの電波が医療機器に及ぼす影響を探った総務省の調査の結果に基づくもの。人工呼吸器と端末を極めて接近させた際に、その電波を患者の自発呼吸と誤って検知する例がみられたという。

厚労省はリーフレットの中で、「調査は極端な状況を想定したもの。臨床現場で必ず再現されるものではなく、臨床現場で同じ事象が実際に起きたという報告もない」と解説。「患者や家族のスマホなどの使用を制限するものではない」との認識を示した。

そのうえで、医療職の指導を受けながら適切な距離を保って欲しいと要請。「普段と異なる人工呼吸器の動きがみられたら、医療職へ相談を」と呼びかけている。

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出典:介護のニュースサイトJOINT

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