介護施設のユニットリーダー、実地研修未修了でも配置OK コロナ特例 厚労省

《 介護保険最新情報Vol.884 》
新型コロナウイルスの流行を踏まえた介護施設・事業所の運営基準などの特例をめぐり、厚生労働省は21日に新たなQ&A(第16報)を出した。【Joint編集部】
ユニット型の特養などで配置が求められるユニットリーダーの研修について、感染リスクを避ける観点から実地研修の中止・延期が続いている状況に言及。やむを得ず講義・演習しか受けていない人であっても、当面は人員基準上のユニットリーダー研修修了者として扱って差し支えない、との解釈を示した。
実地研修が再開されたら速やかに受講することが条件、と記している。介護保険最新情報のVol.884で現場の関係者に広く周知した。
厚労省はこのほか、ユニットリーダー研修を行う際の基本的な感染防止策などを説明。「実地研修の実施については、地域の感染状況などを踏まえ、各自治体において委託先と協議のうえ可否を検討すること」と呼びかけている。
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介護のみらいラボ編集部コメント
特養などでユニットごとにご利用者に対応する際、配置が必要となる「ユニットリーダー」。通常は講義や演習のほか、実地研修が求められますが、新型コロナウイルスの感染予防のため、実地研修の実施が難しい事業所もあります。
その状況を受けて、一時的に実地研修未実施でもユニットリーダーとして配置が可能になりました。ただし、実施が再開されたらすみやかに実施研修を受けることが求められています。