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ニュース 医療介護最新ニュース 2021/01/21

科学的介護推進体制加算、LIFE活用 施設や通所など対象 最大60単位

社保審・介護給付費分科会 18日.jpg

《 社保審・介護給付費分科会 18日 》

介護のみらいラボ編集部コメント

科学的介護加算は、どうすれば介護報酬を請求できるのか?
4月から新たにスタートするこの加算、統合された介護のデータベースLIFE(3月までの名称はCHASE、VISIT)に情報提供し、活用することが要件です。
利用者一人当たりで加算でき、知っているのが当たり前という加算になりそうです。
*3月24日更新:LIFEの関連記事まとめを作りましたのでこちらもチェックしてみてください。

来年度から本格的な運用が始まる介護保険のデータベース「LIFE(*)」− 。その活用を事業者へ促す新たなインセンティブを、厚生労働省は4月の介護報酬改定で各サービスに創設する。【Joint編集部】

* 今年度まで「CHASE」や「VISIT」と呼ばれているDB。来年度から呼称が「LIFE」に統一される。

新たなインセンティブは「科学的介護推進体制加算」。施設系、通所系、居住系、多機能系のサービスが対象だ。幅広い関連情報を「LIFE」へ提供するなどハードルは低くないが、利用者1人ごとに以下の単位数を算定できる。

18日、社会保障審議会・介護給付費分科会で単位数などが公表された。

第199回社会保障審議会介護給付費分科会資料

算定要件は大きく2つある。1つ目は、全ての利用者の心身の基本的な情報を「LIFE」へ送ること。例えば、ADL値や栄養状態、口腔機能・嚥下の状態、認知症の状態などが含まれる。

2つ目は、「LIFE」からのフィードバックを十分に活用すること。ケアのあり方を検証してケアプランやサービス計画を見直すなど、現場でPDCAサイクルを回すことが求められる。施設系サービスの加算(II)も同じ要件だが、詳細な既往歴や服薬状況、同居家族の状況など、更に多くの情報を提供する必要がある。

加算を新設する狙いは、エビデンスに基づく科学的介護の基盤として「LIFE」を育てること、自立支援・重度化防止の観点から効果的なサービスの展開につなげることだ。この文脈の施策は今回の改定の目玉 − 。そう捉えている関係者は非常に多い。個別機能訓練加算など既存の一部の加算でも、関連データの提出やフィードバックの活用が新たに評価されることになった。

厚労省は今年度中に算定要件の詳細や留意点などを示す。現場に提供してもらう利用者の情報については、「サービスごとの特性や事業所の事務負担などを考慮して設定する」としている。

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出典:介護のニュースサイトJOINT

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