介護 高齢者施設の新型コロナクラスター感染、全国で1000件突破 厚労省

《 厚労省 》
厚生労働省は17日、高齢者福祉施設で発生した新型コロナウイルスのクラスターがこれまでに1000件を超えたと発表した。【Joint編集部】
2月15日時点で全国で1017件。先週発表の8日時点では991件だった。
コロナとの戦いの難しさを改めて浮き彫りにするデータ。介護現場はリソースも乏しいなか、昼夜を問わず懸命の対策をとり続けている。ただ、人と人との接触がどうしても避けられない業務の性質もあり、感染拡大をなかなか防ぎきれないのが実情だ。
厚労省によると、2月15日時点の全国のクラスター発生件数は5104件。このうち、高齢者福祉施設は19.9%で最も多い。
内訳はこのほか、飲食店が947件、企業が941件、医療機関が874件、学校・教育施設が624件などとなっている。児童福祉施設は220件、障害者福祉施設は123件だった。
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介護のみらいラボ編集部コメント
高齢者施設での新型コロナウイルス感染症クラスター感染の件数が、全国で1000件を超えたと厚生労働省が発表しました。 米国のように1日のコロナ感染者数が一時期は20万人を超え、死亡者数が50万人に迫ろうとしている国やそのほかのG7の国々と比べれば日本は死亡者数も少なく、新規感染者数も減少傾向ですが、介護施設でいったんクラスター感染が発生すると被害が大きくなるため、春に向けてここが介護関係者の踏ん張りどころと言えそうです。