介護の移乗サポートロボットHUG 厚生労働大臣賞に。排泄介助は強いニーズ
厚生労働省は11日、「第9回ロボット大賞」の受賞ロボットを発表した。同省がオブザーバーとして参加した審査運営委員会などの審査を経て、「移乗サポートロボットHUG T1-02」(株式会社FUJI)が厚生労働大臣賞に決まった。【新井哉】
この移乗サポートロボットは、介護の現場におけるベッドから車椅子、車椅子から手洗い場といった座位間の移乗動作や、脱衣場での立位保持をサポートするもので、介護施設、在宅介護両面での活躍を想定している。
評価のポイントについては、高齢化による代表的な課題の1つである排泄介助用の機器として顧客の主なニーズとなっている軽量化、使いやすさを細部に至るまで検討し、数多くの工夫を盛り込んで市場から高い評価を得ている点を挙げており、「排泄介助は現場での強いニーズがあるにもかかわらず、現場で比較検討される競合製品もほとんどないことから今後も引き続き導入が進んでいくと考えられる」としている。
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出典:医療介護CBニュース
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介護のみらいラボ編集部コメント
ご利用者がもたれかかり、そのまま下から支えるような形で比較的簡単に移乗できる介護ロボットのHUG(株式会社FUJI)が第9回ロボット大賞で厚生労働大臣賞を受賞しました。
介護のみらいラボ編集部員も体験したことがあるのですが、吊り上げではなく、大量のベルト装着もいらず、操作しやすい機械でした。
介護職の腰痛を予防する面でも効果があるので導入が進んでいるのではないでしょうか。