新しい資本主義実現会議、年内に中間報告 介護職の賃上げも論点

《 山際大志郎担当相 15日 》
政府は15日、岸田文雄首相を議長とする「新しい資本主義実現会議」の設置を正式に決めた。ここに引き継ぐ形で、既存の「成長戦略会議」は廃止する。【Joint編集部】
"実現会議"の副議長を務める山際大志郎担当相は閣議後会見で、「なるべく早く、月内に初会合を開催したい」と改めて表明。「来年の骨太方針にはこの会議の成果を全て盛り込む」と述べた。あわせて、「税に関する議論は年内に一定の方向性を出さないと来年度の税制に反映できない」との認識も示した。
会議では看護職や介護職などの賃上げの具体像も論点の1つとなる。岸田首相は14日夜の会見で、「私が議論をリードし、年末までに具体的な結論を出していく」と明言していた。
内閣官房の担当者は今後のスケジュール感について、記者団に対し、「まず中間報告を出し、来春に取りまとめを行う。政府の新たな経済対策もあるので、中間報告の時期は年末では少し遅い」と説明。中間報告の検討を速やかに進める構えをみせ、「年末より少し早くなると思う」と話した。
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介護のみらいラボ編集部コメント
10月15日、政府はこれまでの「成長戦略会議」を廃止し、岸田文雄首相を議長とする「新しい資本主義実現会議」設置を正式決定しました。閣議後会見において、「~実現会議」の副議長を務める山際大志郎担当相は「なるべく早く、月内に初会合を開催したい」と改めて表明。「来年の骨太方針にはこの会議の成果を全て盛り込む」と述べました。あわせて、「税に関する議論は年内に一定の方向性を出さないと来年度の税制に反映できない」との認識も提示。同会議では看護職や介護職などの賃上げの具体像も論点の1つとなります。