Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 医療介護最新ニュース 2021/12/17

#介護事業#介護施設#介護職#報酬改定

補正予算案が衆院通過 介護職の賃上げ、対象範囲など修正なし

国会の様子.jpg

《 賛成で起立する与党議員ら(15日本会議) 》

介護のみらいラボ編集部コメント

介護職員給与が月額3%(9000円)ほど引き上げる財源の1000億円も盛り込まれている今年度補正予算案が衆院を通過。政府の新たな経済対策の裏付けとなるものですが、論戦の舞台は12月16日の参院へと移ります。給与引き上げの対象は「処遇改善加算」の(III)以上を取得している介護施設・事業所。経営者が介護職員以外の多職種へ配分することも可能ですが、そうなると1人あたりの賃上げ効果は薄まることにもなります。介護職員がいない居宅介護支援や地域包括支援センター、福祉用具貸与などは交付金の対象外となります。

政府の新たな経済対策の裏付けとなる今年度の補正予算案が衆議院を通過した。15日の本会議で与党などの賛成多数で可決された。論戦の舞台は16日から参議院へ移る。【Joint編集部】

介護職員の給与を月額3%(9000円)ほど引き上げる財源の1000億円も盛り込まれている。政府はこのリソースを使い、来年2月以降に介護現場へ新たな交付金を支給する。

対象は「処遇改善加算」の(III)以上を取得している介護施設・事業所。経営者が介護職員以外の多職種へ配分することもできるが、そうなると1人あたりの賃上げ効果は薄まることになる。介護職員がいない居宅介護支援や地域包括支援センター、福祉用具貸与などは交付金の対象外。

衆院・予算委員会では、政府のこうした対象範囲の考え方が大きな争点になることはなかった。ただ賃上げの規模については、「人手不足の解消には不十分」との声もあがった。

政府は来年10月以降、介護報酬の改定によって賃上げ効果を維持していく方針。岸田文雄首相は追加策にも意欲をみせており、13日の予算委では「処遇改善の取り組みを発展させていきたい」と述べた。

介護の仕事・スキルの記事はこちら

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

出典:介護のニュースサイトJOINT

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア