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特養の費用額、初めて2兆円超に~昨年度の利用者1.6万人増【厚労省統計】
全国の介護費の動向などを明らかにする「介護給付費等実態統計」の最新版を、厚生労働省は21日に公式サイトで公表した。【Joint編集部】
特別養護老人ホームの費用額をみると、昨年度は2兆79億1900万円。前年度からおよそ428億円増え、特養単体として初めて2兆円を超えた。地域密着型を含めると、昨年度の費用額は2兆2477億6200万円となっている。
特養は介護保険の中で最も費用額が大きいサービス。昨年度の総費用額に占める割合(*)は18.7%となっている。
* 特養単体の費用額と、予防給付を除いた各サービスの総費用額とで算出
費用額が膨らむ要因は高齢化による入所者の増加。特養は「終の棲家」とも言われてきた。質の高いケアで昼夜を問わず重度者らを支える貴重なサービスで、今後も国民のニーズに応えていくことが期待されている。なかなか入所できない"待機者"が多い地域と、定員が埋まらずに空床が生じている地域とがあり、国は各地の実情に合った適切な基盤整備を進めたい考えだ。
今回の統計によると、昨年度の特養の利用者数は72万4200人。前年度から1万6400人(2.3%)増えていた。
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介護のみらいラボ編集部コメント
9月21日、厚労省は「介護給付費等実態統計」で、特別養護老人ホームの費用額が初めて2兆円を超えたと公表しました。前年度から費用額はおよそ428億円増加しており、高齢化によって入所者が増えていることが要因として考えられます。 そのため、高齢化が進む今後も特別養護老人ホームは、国民のニーズに応えていくことが期待されています。