バーチャルリアリティーはここまで進化した！

2015年に設立されたナーブ株式会社（NURVE＝多田英起代表）では、バーチャルリアリティを駆使したさまざまなサービスを展開しており、通所介護から入居型施設まで、介護施設での圧倒的な導入実績を誇っています。

同社の調査によりますと、高齢者の90％超は「旅行に行きたいが行けない」という状態にあり、約70％の介護施設入居者は「少なからず孤独を感じている」状態にあるといいます。世界中が新型コロナ禍にある現在、この数値はさらにはね上がっていることでしょう。たとえ高齢者が元気な状態にあったとしても、さまざまな要因で自由に旅行することは難しいのが現状です。

みれば変わる、ぜったい変わる ～ 部屋にいながら四季を味わう

そこで「みれば変わる、ぜったい変わる」をキャッチフレーズにバーチャル旅行を推進する同社では、施設にいながらにして旅行に行ける「レク旅」や「つながる旅」を提案しています。

四季を感じつつ、リアルな旅行気分を味わえる「レク旅」は、春は京都でお花見、夏はハワイで夢のバカンス、秋は日光で紅葉狩り、冬は神田明神で初詣なんて具合に、国内35本、海外15本以上（2022年6月現在）ものオールシーズンに対応して、しかも飽きがこない豊富なバーチャル動画（1本につき40分程度）とともに旅行を楽しむことができます。しかも大手旅行代理店のプロガイドが案内してくれるという本格派です。動画は毎月追加されるそうなので、毎回新しい旅先を楽しめますね。

旅先で家族と記念写真も

もう1つの「つながる旅」は、ご家族と一緒に画面越しのバーチャル旅行を楽しめるシステムです。施設入居者の孤独な心持ちを癒しつつ、ご家族の満足度をも向上させてくれます。誕生日や敬老の日など、記念日ごとにご家族とバーチャル旅行を楽しみ、さらにご家族全員と名所などで記念撮影までできてしまいます。その記念写真を見返すことで、バーチャル旅行の楽しい思い出をお部屋にいながら反芻することもできますね。

人の心のすき間を埋めて、お部屋にいながらにして全世界を旅してワクワク感を味わえる――。VRの進化が、ここまで進化していることに驚かされます。

この手軽さは施設側にも大きなメリットに！

これらバーチャル旅行のメリットは施設で暮らす高齢者の皆さんに楽しみを与えるだけでなく、施設にて働く方々の負担も最小限に抑えられていることも大きいことでしょう。URLをクリックするだけで簡単にバーチャル旅行が始まるので、施設側に負担がかからないのも安心ですね。

各ツアーのポスターや旅行のしおりで、さらにワクワク感を演出

また、旅行の予定日に向けての準備も、施設側が簡単にできるよう工夫されています。各ツアーのポスターや旅行のしおりをナーブが作成してくれているので、施設スタッフは印刷するだけ！手軽に「ワクワク感」を演出できるのです。

バーチャル旅行を施設の定期レクリエーションとして活用するのもOKですし、また入居者の方々が楽しみにしている外出イベントが雨天中止になった場合など、代替イベントとして実施するのも良いでしょう。施設側の工夫によって、柔軟な利用法がありそうですね。

VRと、膨大なデータをどんどん蓄積していくAIの進化により、この分野は今後ますます進化していきます。若者らと比べて、とかく身体の自由が利きづらい高齢者の皆さんにこそ、こうした最先端のバーチャル文化の魅力、メリットを享受していただきたいですね。

◎お問い合わせ
ナーブ株式会社
https://www.nurve.jp/
●レク旅
https://www.smartkaigo.jp/contents/virtual-tour/index.php
●つながる旅
https://virtual-tour.jp/tsunagarutabi/