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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/08/06

#しゃちほこ#今日は何の日?#名古屋#名古屋城#昭和34年#金鯱

【今日は何の日?】8月6日=名古屋のシンボル「金のしゃちほこ」が復元(1959年) / 雑学ネタ帳

愛知・名古屋城の金のシャチホコ(地上展示時).jpg

 名古屋城下で「地上展示」された時の金鯱(2021年)

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

63年前の1959(昭和34)年。戦時中の大空襲(45年5月)で名古屋城の天守閣とともに焼け落ちてしまった名古屋のシンボル「金のしゃちほこ」が、この日に復元。約15年ぶりともなる復元に歓喜の名古屋市民は直径2mものクス玉を割り、五色の風船やハトを飛ばしつつ、まるでお祭りのような騒ぎとなりました。

1612(慶長17)年、尾張藩の権勢を東西へと示す象徴として造られた金のしゃちほこは、何度となく盗難に遭ったり、盗難未遂が繰り返される存在でした。江戸時代には「白影のおじさん」の如く、大凧に乗って天守閣に近づき、しゃちほこを盗もうとした猛者がいた...なんて伝説も残されています。

戦前のプロ野球黎明期に存在した名古屋金鯱軍や、Jリーグの名古屋グランパス(※グランパスは英語でシャチの意)、中京競馬の「金鯱賞」、名古屋市西区に本社のあるハンコやスタンプ台でおなじみの「シヤチハタ株式会社」の社名由来などなど、しゃちほこは名古屋の象徴であり続けていたのです。

この時に、戦災における消失から復元されたしゃちほこは、鱗(うろこ)の銅板に銀メッキが施され、この上から厚さ1.5mmの18金が張られるという仕様。使われた金の総重量は何と88kg! 総費用は当時の価格で4,800万円也だったそうです。復元には「その道のプロフェッショナル」である大阪造幣局の職員があたったそうです。

 文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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