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【今日は何の日?】12月25日=神宮球場のプロ使用が解禁される(1961年)/ 雑学ネタ帳
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62年前の1961(昭和36)年。夕方5時30分から東京・信濃町の明治記念館で行われた神宮外苑運営委員会において、プロ球団の神宮球場使用問題について検討。その結果、「アマチュア野球優先」という条件つきで、初めてプロ野球の使用が認められることとなりました。
現在は東京ヤクルトスワローズの本拠地としてもおなじみの神宮球場ですが、本来は大学、社会人などのアマチュア野球の聖地でした。意外と知られていませんが、球場の所有者は宗教法人明治神宮で、正式名称も「明治神宮野球場」となります。
翌62年シーズンより、ナイター設備が設置されることに伴い、東京五輪開催に向けて本拠地・駒澤野球場を失った東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)から使用申し込みがありました。そこでアマ野球の聖地をプロに開放すべきかどうか? が検討されていたのです。
その結果、従来、神宮球場を使用していた学生、社会人野球などの日程を優先することとし、これらアマ野球が使用しない時に限定して、プロ球団にも開放することが決定したのです。
その条件は「東京六大学、東都大学のスケジュールを勘案して、東映球団と話し合い、日程を組む」「また、他球団から申し込みがあったときは、日程の許される範囲において、神宮球場を開放する」「いずれのプロ球団に対してもフランチャイズは許さない」と、プロ陣営にはかなり厳しい内容でした。
プロ解禁を受けて、東映では多くの集客が見込まれるパ・リーグ開幕戦(62年4月7日)と翌4月8日の使用を申し込みましたが、アマ野球の日程優先という基本的立場において、さっそく断られています。
その後は、それまで後楽園球場を本拠地としていた国鉄スワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ)が64(昭和39)年から使用し始め、現在へと至っています。
参照 : 昭和36年12月26日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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