#コピー機#ニセ1万円札#ニセ札#ヘソクリ#埼玉県#昭和51年(1976年)の出来事#聖徳太子#草加市#通貨および証券模造取締法違反#電子複写機
【今日は何の日?】8月7日=妻のカン違いから夫が「ニセ札犯」として書類送検・草加市(1976年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
48年前の1976(昭和51)年。さる7月25日に、埼玉県草加市内の食料品店にてニセ1万円札が発見。埼玉県警草加署の調べにより、その製造犯人が市内在住の会社員男性(36)と判明。男性はこの日、通貨および証券模造取締法違反の疑いで書類送検されました。
これは悪質なニセ札製造というよりは、ちょっとしたイタズラ心とカン違いが引き起こした悲劇だったのです。
事の発端は、男性の勤め先に最新鋭の電子複写機(コピー機)が導入されたことでした。男性はさっそくコピー機の性能を試すべく、誰もが見慣れたお札をコピーし、最新鋭機械の性能を試そうとしたのです。モノクロで両面をコピーした1万円札を切り抜いては貼り付けた男性は、そこに製図用の色鉛筆で丁寧に着色すると、これをシャツの胸ポケットにしまい込みました。コピーした1万円札をイタズラに使う機会をうかがっていたのです。
ところが......。帰宅後に、そのシャツを洗濯しようとした奥さんが、ポケットから1万円札(ニセ)を発見。これを夫のヘソクリとカン違いした奥さんは、かなりご立腹で「これはケシカラン!」と夫に無断で没収。洗濯後だったため、かなりヨレてはしまいましたが、家計に充てるべく、その1万円札(ニセ)を手に近所の食料品店へと買物に出かけ、そこでニセ札であることが発覚した次第。喜劇のようであり悲劇です。
ヘソクリを疑われただけでなく、ニセ札製造犯として書類送検されることなった男性は「使うつもりはなかった...」と、しょげ返っていたそうです。
参照 : 昭和51年8月8日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
SNSシェア
介護のみらいラボ編集部コメント
高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。