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【今日は何の日?】8月8日=夏の甲子園、NHKのテレビ中継に大変革(1977年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
47年前の1977(昭和52)年。この日、"夏の甲子園"こと全国高校野球選手権(第59回)が開幕。毎年、総合テレビと教育テレビで全試合を中継しているNHKでは総合テレビで午前8時40分から開会式、第1試合となる「松商学園(長野県代表)vs 福井商業(福井県代表)」のテレビ中継をスタートしました。
実は、この日の中継から夏の風物詩たる甲子園中継に大きな変化が起きていたのです。と、いうのもNHKでは今大会から初めて、センター後方、バックスクリーンの横にテレビカメラを設置。それまでプロ、アマ問わず、野球中継はバッターボックスに入った打者を後方から映すアングルこそが主流でしたが、この日の中継からは現在のように打者を前方から映す画面へと変化したのです。
16~1,000mmのズームレンズを搭載したセンターカメラによって、投手の球筋や打者のバッティングフォーム、打球を処理する内外野の連係プレーなどを、従来の内野からのカメラと合わせてダイナミックに中継することが可能になったのです。
外野設置カメラは、すでに米国では当たり前に採用されていましたが、日本国内では捕手のサインが盗まれる心配があるとして、ズームカメラの性能が進歩したにも関わらず導入に消極的でした。今大会から甲子園のバックスリーン横にテレビカメラが設置されたことは、プロ、アマ問わず、国内野球中継の映像表現に、大きな変革をもたらすことになったのでした。
ちなみに、そんなダイナミックな中継の冒頭を飾った始球式で、投手を務めたのは、12年後(89年)の8月に内閣総理大臣に就任する海部俊樹文部大臣(当時46歳)でした。豆知識。
参照 : 昭和52年8月6日付の毎日新聞朝刊、同8月8日付の朝日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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