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【今日は何の日?】8月13日=中国棒球視察代表団が巨人・長嶋監督と対面(1977年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
47年前の1977(昭和52)年。日本のプロ野球を初めて見物するために来日中だった中国棒球(野球)視察代表団(張穀団長)の6人がこの日、読売ジャイアンツの長嶋茂雄監督と初対面しました。
この夜、後楽園球場で予定されていた「巨人 vs 大洋ホエールズ」のナイターは雨のため中止。時間が空く形となった長嶋監督と、大洋の別当薫監督が一行の歓迎パーティーを行われている後楽園飯店を訪れ、対面が実現したものです。
前年の訪中で、すでに面識のあった別当監督が長嶋監督を「この人が日本一の名選手」と視察代表団一行に紹介すると、長嶋監督はすぐに野球歴2年、長身の王永平選手(20歳)に目をつけ、「右投げですか?」「得意球は?」などと、今にも巨人にスカウトするような勢いで質問攻め。王選手が「直球とカーブを投げます」と答えると、笑顔でしきりにうなづいていたそうです。
国際交流に満足気味のミスターは「ぜひ、別当先生との試合(※巨人vs大洋のこと)を見てください。ここ(後楽園球場)は人工芝を使っていて、球場もちょいと違いますから」と、前年(76年)からホーム(後楽園球場)に日本初導入した人工芝を熱烈アピール。
そのあと後楽園球場を見学に訪れた一行は野球以上に人工芝に興味津々となり、「いくらかかるのですか?」「どんなふうに作るのですか?」「(費用は)いくらかかるのですか?」と担当者を質問攻めにしていたとか。
この中国棒球視察代表団による日本野球視察の模様は、さっそく翌朝(8月14日)、日曜朝の老舗名物番組『ミユキ野球教室』(日本テレビ)にて放送されていました。
参照 : 昭和52年8月14日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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