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【今日は何の日?】9月5日=新幹線ひかり号に食堂車がオープン(1974年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
ちょうど半世紀前の1974(昭和49)年。国鉄・東海道新幹線の「ひかり号」の全編成(66本)8号車に組み込む形で、待望の「食堂車」が朝6時の始発列車より営業を開始しました。
これは翌年(75年)3月の岡山~博多間の開通により、新幹線の運行時間が6時間超となることを見据えての新サービスでした。64(昭和39)年の開業時より立食&軽食のビュッフェは存在していましたが、本格的な食堂車のオープンは新幹線の開業から10年目のことでした。
気になるメニューは最も安い450円のミックスサンド、500円の特製カレーから最も高い2,000円のビーフシチューまで36種。ビュッフェと比べるとカレーは200円、ミックスサンドは50円ほど割高となりますが、それは生の食材が多いことが理由なんだとか。とにもかくにも「(食堂車は)落ち着ける」と、まずは好評のオープンとなりました。
子どもを2人連れて食堂車を利用していた若いお母さんは「車内食堂だし、値段が少し張るのはやむを得ないかも。子ども連れだと食堂車は助かります」と海を眺めつつサンドイッチの朝食を頬張っていたそうな。
好評のスタートを切った食堂でしたが、新幹線の高速化や車内に持ち込めるお弁当などの進化とともに徐々に利用者は減少。国鉄の分割民営化によって東海道新幹線を運営することとなったJR東海が、食堂車を連結で客席数が減ることを嫌がったこともあり、92(平成4)年から登場した「のぞみ」車両からは食堂車が廃止されました。
2000(平成12)年には全新幹線から食堂車が廃止され、ビュッフェ車両のみは山陽新幹線(新大阪~博多)区間の「ウエストひかり」のみで存続していましたが、これも2008(平成20)年に運用停止。新幹線内における飲食提供サービスは販売ワゴンのみを残して姿を消しました。
参照 : 昭和49年9月5日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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