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【今日は何の日?】9月6日=霞が関ビルの回転ドアが8歳男児の右腕をガブリ!(1975年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
49年前の1975(昭和50)年。午後4時ごろ、東京・霞が関ビル(千代田区霞が関3丁目)の1階東側入口にて、埼玉・蓮田市から両親や親類とともに遊びに来ていた小学2年生の男児(8歳)が回転トビラと外側のガラスの間に右腕を挟まれしまう事故が起きました。
「痛いっ!」という叫び声に、すぐに一緒にいた両親と同ビル保安室のガードマンが駆けつけましたが、動かすと余計にきつく締まってしまうため、すぐに110番通報され、東京消防庁特別救助隊員6名が出動!
こういった場合、どのようにして救出するかといいますと、ガラスの破片が飛び散るのを防ぐために、まずは厚さ8mmの外側ガラスにガムテープを張りめぐらせます。そして痛がる男児を大きな布で覆ったうえで、万能テコでガラスを割るのです。約15分後、青ざめて泣いていた男児は救出されました。
男児はすぐに近くの川瀬病院へと収容されましたが、腕の関節が少しのびるなど1~2週間のケガで済みました。
男児はこの日、一家4人と親類2人の計6人で午後3時ごろに霞が関ビルに到着。36階の展望台にて約1時間過ごした後、食事をするため1階へと降りてきて、両親がショーウインドウをのぞいているスキに、回転トビラの中へと入り込み、いとことトビラを回して遊んでいる最中に右腕を挟まれてしまったのです。
回転トビラは4枚あり、幅1m、高さ2m余り。ワクには長さ2cmぐらいの緩衝用ブラシがついており、そのブラシと外側ガラスの間には、3cmほどのスキ間がありました。
参照 : 昭和50年9月7日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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