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【今日は何の日?】12月18日=焼いも屋連合が警察に殴り込み!銀座(1963年)/ 雑学ネタ帳
![12月18日(焼きいも屋台).jpg](https://kaigoshoku.mynavi.jp/contents/kaigonomirailab/news/2024/12/faf76d544c6a092e6832d2ab3207e3ab91f85faa.jpg)
《画像はイメージです》
61年前の1963(昭和38)年。オリンピック開催を約10か月後に控え、この時期の東京の街はどこも工事中、もしくは「都市の美化」に熱心となっていました。
さて。冬の訪れとともに売り上げが伸びるといえば「焼いも」です。銀座をシマに焼いもを売り歩いている屋台の主たちは、「都市美化」の名目のもと、屋台が車両扱いされてしまい、焼いもを売るために屋台を止めるたびに、駐車違反とされ罰金を取られることに腹を据えかねて、ついにこの日、集団で警視庁築地署に乗り込むことになったのでした。
22人の焼いも屋さんは「屋台を止めて焼いもを売るのが、なぜ駐車違反になるのか? いちいち取り締まられてはメシの食い上げだ!」と訴えます。
焼きいも屋さんたちの売り上げは、一晩に80個売れたとして、せいぜい3,000円程度。それを交通違反扱いされ、その都度に1,000円ずつの罰金を取られていたら、とてもやっていられません。かといって普段、銀座を流している彼らは、今さら場末の地に"都落ち"するというのもプライドが許しません。
切実な訴えを聞いた築地署側も、時はちょうど歳末助け合い運動中ということもあり、無慈悲に追い返すわけにもいかず、「追って適当な基準を出しましょう」と回答するにとどまっていたそうです。
参照 : 昭和38年12月19日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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