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【今日は何の日?】12月19日=営団地下鉄千代田線が開通式・大手町駅(1969年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
55年前の1969(昭和44)年。東京の新しい地下鉄として完成した営団地下鉄(現・東京メトロ)千代田線の開通式が、昼12時30分より同線の大手町駅ホームで行われました。
千代田線は営団が66(昭和41)年7月から工費549億円で建設。全区間の綾瀬~代々木上原間(全線23km)の開通は72(昭和47)年に予定(※実際は78年3月に開通)されていましたが、まずはこのほど完成した北千住~大手町間の9.9kmで、12月20日から部分開業することになりました。
開業当時の千代田線はステンレス車両の3両編成。5分間隔で運転し、北千住~大手町間を16分で結び、この開通により常磐線方面から都心へのアクセスが、ぐっと近くなったのです。
開通式には関係者約750人が出席。修祓式(しゅばつしき=建物が完成した後に使用前に執り行われる御祓いの儀式のこと)は、大手町地下1階コンコースで済ませた後、一同はホームへと移動。営団の牛島辰弥総裁が前面を花輪で飾られた1号電車の紅白テープにハサミを入れ、北千住駅まで試乗しました。
下町とビジネス街を結ぶ千代田線の誕生は、多くの記録を生むことにもなりました。まず、この開通により東京都内の地下鉄網の長さが132.6kmとなり、モスクワ(当時・ソビエト連邦)を抜いて、米ニューヨーク、英ロンドン、仏パリに次ぐ世界第4位へと浮上。
また東海道新幹線と同じく「車内信号方式」を地下鉄として初採用。地下34mとなる新御茶ノ水駅が日本最深の地下駅として認定され、同駅のエスカレータは日本最長の41mを記録するなど、なにかと話題性に事欠かない開通となりました。
参照 : 昭和44年12月19日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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