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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/03/01

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【今日は何の日?】3月1日=大洋ホエールズ球団歌「行くぞ大洋」のレコードが発売(1977年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

48年前の1977(昭和52)年。昭和40~50年代、人気スポーツ選手はなぜか歌を吹き込み、レコード(主にドーナツ盤)を発売するのが恒例となっていました。プロ野球選手大相撲の力士プロレスラープロボクサーから競馬の騎手まで数多くの人気スポーツ選手がレコードを発売していたのでした。

選手自身が歌うレコードだけでなく、プロ野球の球団歌応援歌のレコードの人気も高く、各球団が試合中やファン感謝イベントの最中、球場で流すことが当たり前となっていました。さて、この時点で国内プロ野球12球団で唯一、球団歌が存在していなかった大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ) が、ついに最後発で球団歌の制作に乗り出し、この日にコロムビアからレコードが発売されたのでした。

♪行くぞ大洋、行くぞ大洋、勝負の世界ゴーゴーゴーゴー!で始まるその曲『行くぞ大洋』は作曲の三鷹淳さんと子どもたちによるグループ・チャッピーズ、そして福嶋久晃(捕手)、伊藤勲(投手)、奥江英幸(投手)、平松政次(投手)、松原誠(内野手)、江尻亮(外野手)、山下大輔(内野手)、中塚政幸(外野手)、野口善男(内野手、外野手)、谷岡潔(内野手)と10選手がコーラスで参加した豪華なモノとなりました。

前シーズンを最下位で終えたホエールズとしては、大ヒットした中日ドラゴンズの応援歌『燃えよドラゴンズ』(歌・板東英二)のレコードを発売(74年10月10日)した2日後に、ドラゴンズが20年ぶりに優勝したことにあやかりつつの発売だったのかもしれません。72(昭和47)年まで監督を務めていた別当薫さんを再び監督として招聘し、新たな球団歌とともにシーズンに挑んだホエールズでしたが、この年もまた最下位...。

77年シーズンを最後に本拠地としていた川崎球場を離れ、78年シーズンより新たに建設された横浜スタジアムへの移転も決定。ここで『行くぞ大洋』の使用も終わりかと思われましたが、歌詞には「川崎」に関するモノがまったくなかったことから、横浜移転後もそのまま継続して使用。結局、横浜ベイスターズへの改名が決定した92年シーズン終了まで使用され続けたのでした。

1番のサビ部分で「♪ 光輝(はえ)ある歴史、大洋ホエールズ~」と高らかに歌われているものの、この曲が使用された16年間、結局、ただの1度も優勝せずに終わってしまいました。しかし、地元・神奈川県での認知度は他球団のソレの追随を許さないものがあったのです。

ホエールズの試合をよく中継していた地元局・テレビ神奈川(tvk)で、CMなどでかなりの高頻度で流され続けたことから、神奈川県民の認知度は異常なほど高くなり、対照的に50(昭和25)年に作られた県民歌「光あらたに」の認知度が薄かったこともあり、「『行くぞ大洋』こそが真の神奈川県民歌!」なんて声もチラホラ。後発の球団歌ながら、長く地元民に愛される歌となったのでした。

         文 / 高木圭介


 

 

 


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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