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【今日は何の日?】4月27日=世界最大規模の回転木馬「エル・ドラド」が横浜港到着(1969年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
56年前の1969(昭和44)年。世界最大規模と謳われた回転木馬「エル・ドラド(カルーセルエルドラド)が、この日の朝、ジャパンラインのニューヨーク定期貨物船・高法丸(1万2,186トン)で横浜港に到着。陸揚げされました。
エル・ドラドは1902(明治35)年にドイツで製造(※1907年説もあり)。1911年まではヨーロッパ各地を転々とした後、米ニューヨーク・コニーアイランドの遊園地「スティープルチェイス」に落ち着き、半世紀以上もの間、子どもたちを中心に多くの人々を楽しませてきました。その時代には米ルーズベルト大統領やマフィアの首領であるアル・カポネ、マリリン・モンローら著名人も乗ったことが伝えられています。
その後、スティープルチェイスが経営難のため閉園。エル・ドラドも廃棄される直前のところ、日本の豊島園(としまえん)が約1億円で買い取ることが決定し、急転直下で日本行きが決定したのでした。
直径22m、高さ15mのエル・ドラドは一度に140人を収容可能。ロココ風の二輪馬車などもある古典的な回転木馬でした。総重量は45トンもあるため、船積みの際には解体され、6個のコンテナに分割したうえでの輸送となりました。そのため横浜港では姿を見せることはなく、いったん大阪へと運ばれて修理した後、7月下旬にも装い新たに豊島園で再デビューすることが予定されていました。
ところがエル・ドラドの老朽化は予想をはるかに上回っており、修理修繕にかかった時間は2年、費用は2億円近くもかかったそうです。そして待望の豊島園でのお目見えは71(昭和46)年4月となりました。
2007年には生誕100年を迎え、2010年には日本機械学会による「機会遺産第38号」に認定。2020年8月に豊島園が閉園された後は、いったん解体され、西武グループの倉庫で眠っているそうです。
参照 : 昭和44年4月28日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ 銀座の真ん中で迷子のフクロウが捕獲(1958年)
・ プロレス中継を見ていたお年寄りがショック死(1962年)
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