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【今日は何の日?】5月15日=朝の甲州街道に40トンの橋げたが落下~4人が即死(1972年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
53年前の1972(昭和47)年。朝8時40分ごろ、甲州街道の首都高速4号線の高架道路工事現場(東京・杉並区下高井戸1丁目=京王線の桜上水駅そば)で、長さ46m、タテ3m、横2mの箱型の鋼鉄製橋げた(重さ約40トン)が高さ約9mのコンクリート製橋台の上にクレーンで横付け作業中、橋げたがバランスを崩し、クレーンのワイヤーが切れてしまい、甲州街道の下り線へと滑り落ちる事故が発生しました。
このため、甲州街道を走行中だったライトバンとポンプ車が橋げたの下敷きに。ライトバンの運転手男性(44歳)と同乗していた50歳、39歳、27歳の男性が即死。ポンプ車の運転手男性(35歳)と同乗男性(33歳)の2人が、それぞれ1週間のケガを負いました。
この工事は67(昭和42)年度に着工した首都高4号の二期工事で、初台まで開通していた高速道路をさらに上高井戸まで延長するためのもの。73(昭和48)年度の完成を目指して工事を進めていた矢先の事故でした。
警視庁高井戸署の調べによりますと、この橋げたは5月13日夜に橋脚に乗せ、コンクリートで仮固定していたもので、この朝、片山鉄工所(本社・大阪)下請けの芝野工運店、望月工務店の作業員6名が本格的に固定するため仮固定を外し、クレーンで横へと移動させる途中で落下したもの。同署では作業に当たった6名を業務上過失致死傷の疑いで調べています。
この事故により、甲州街道は上下線ともに通行止めに。朝のラッシュ時と重なったため、午前9時ごろの上り線は現場から調布市まで約8km、下り線は初台付近まで約4kmにわたり車が数珠繋ぎとなり、その混乱は正午過ぎまで続きました。
参照 : 昭和47年5月15日付の朝日新聞夕刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ プロ野球の試合中にファーストミットが盗まれる...(1948年)
・ エルビス・プレスリーが世にも珍しい手術(1957年)
・ 日曜夕方の風物詩『笑点』の放送がスタート(1966年)
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