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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/05/18

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【今日は何の日?】5月18日=日本初「スカイウェイ」の工事が始まる・東京(1953年)/ 雑学ネタ帳

05月18日(東京高速道路).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

72年前の1953(昭和28)年。東京・新橋の難波橋から京橋紺屋橋に至る掘割の上に、日本初となる「スカイウェイ」の建設が決定。その第1期工事(新幸橋~山下橋)となるシートパイル(鉄板)打ち込みが、この日よりスタートしました。

スカイウェイとは現在でいう高速自動車道路の高架区間のこと。この工事は今年(2025)の4月5日をもって一部区間を除いた全区間で自動車道路事業を終了した東京高速道路(KK線)の工事だったのです。まだ日本国内に高速道路が普及する前、来るべき未来への期待をも込めて、このような呼び方がされていたようです。

この工事で新幸橋山下橋のたもとに堰を作ることになりましたが、早くも周辺のビル街から流れ出る汚水が溜まり始め、「悪臭を放っているのに、(さらに)汚水溜めができるのでは...」と付近住民たちも苦い顔...。

工事が順調に進めば、数寄屋橋から丸の内橋、さらに有楽橋から紺屋橋までの区間をせき止め、総工費14億円で堀の上に屋上が高速道路となる2階建ての鉄筋ビル1,300mにわたって川幅いっぱいに、堀にフタをするように建つ形となります。

この時点ではまだまだ、どんなモノが建つのか?どんな景観になるのか?まったくの未知数だったため、都市美を愛する銀座の住人たちに受け入れられるかどうかも含め、当時の新聞記事でも疑心暗鬼な論調で報じられています。

そんな東京高速道路は6年後の59(昭和34)年に銀座の街を囲むようなコースとともに開通。高架下の商業施設などのテナント料を財源とするため、無料で通行できる短区間の高速道路として親しまれてきました。

首都高速道路の日本橋区間の地下化によって、通行量の大幅減が予測されるため、2025年4月をもって高速道路としての役割は終了。今後は高架上を遊歩道として整備し、歩行者中心の空中回廊として生まれ変わる計画。工事開始から70年以上が経過し、いよいよ本当のスカイウェイとなるようです。

 参照 : 昭和28年5月19日付の朝日新聞朝刊

            文 / 高木圭介

●この日に起きた他の出来事

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東京都が「いたずらカラス」に敗北声明(1973年) 
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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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