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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/06/01

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【今日は何の日?】6月1日=新宿大ガードの拡幅工事が始まる(1965年)/ 雑学ネタ帳

06月01日(新宿大ガード).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど60年前の1960(昭和40)年。副都心・新宿の中心部にして、山の手最大の交通難所として悪名高かった新宿大ガード(正式名称は青梅街道架道橋)を約20m広げる工事がこの日からスタートしました。

新宿大ガードは山手線の内側から中野区杉並区練馬区三多摩方面へと向かう青梅街道の入口。幅は歩道も含めて伊勢丹寄りが40m淀橋警察署(現・新宿警察署)寄りが30mと大変狭く、しかもガードの真ん中に橋脚があるため、走行する車がガードで流れをせき止められてしまい"フン詰まり"の原因に。そのため接触事故も多く、信号機はあっても、ひしめく車をさばくため交通巡査が一日中、目を光らせている必要があったのです。

この拡幅工事が都市計画審議会で事業決定されたのは63(昭和38)年10月のこと。そこから足かけ3年東京都道路建設本部国鉄東京工事局基礎調査が終わり、ようやく工事が始まることに。計画では東京都が8億1,000万円国鉄が2億7,000万円を負担し、総工費は10億8,000万円。山手線の内側から見て右側にあたる大久保駅寄りを削り歩道も3mから4.5mに広げガード下のカーブもなくして、信号待ちも1回程度にする計画です。

またガードの上に被さっている橋げたその物も老朽化で穴が開いており、雨やホコリが通行人の頭上に舞い落ちる状態だったため、これも国鉄の負担で新調されることとなりました。

現場は中央線、山手線など9本もの線路が走っており、工事の大部分は終電から始発までの、わずかな時間を利用して行われるため、3年がかりの長期戦となり、この時点で完成は68(昭和43)年春の見込み。ただでさえ、事業決定から工事着工まで3年が過ぎており、イライラの募る地元民からは「ノロノロ工事は迷惑!」と国鉄や東京都に対し、不満の声があがっていたそうです。

 参照 : 昭和40年5月28日付の毎日新聞朝刊、6月1日付の朝日新聞朝刊

              文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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