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【今日は何の日?】7月18日=警官の拳銃が暴発し女子高生が死亡・横浜市港北区(1963年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
62年前の1963(昭和38)年。横浜市で警ら中の警察官が立ち寄った民家で、誤って拳銃を暴発させてしまい、その家の長女(15歳=高校1年生)が死亡するという痛ましい事故が起きました。
事故が起きたのは夜8時50分ごろ。横浜市港北区篠原町の民家に神奈川県警菊名池派出所の男性巡査(21歳)が立ち寄りました。この民家は以前に泥棒に入られたことがあり、両親が共働きということもあり、巡査は留守を守る15歳の姉と13歳の弟を心配し、警ら中にも、ちょくちょくこの家を訪れるなど何かと気にかけていたのです。
「一休みしていってください」と勧められた巡査は、土間のイスに腰かけようとしたころ、腰から下げた拳銃が邪魔になり、外したうえで拳銃をヒザの上に乗せていました。
そのうち、拳銃の存在が気になって仕方がない長男(13歳)に「(拳銃を)見せてくれ」と何度もせがまれたため、弾倉から弾丸を6発抜いたうえで手渡し、その弟はしばらく拳銃をもてあそんでいたそうです。
「もういいだろう」と長男から拳銃を取り上げた巡査は、再び弾丸を弾倉へと詰め直してケースにしまおうとした時に突如、拳銃が暴発。巡査と向かい合って座っていた長女(15歳)の首に当たってしまったのです。長女はすぐに近所の病院へと収容されましたが、約1時間後に死亡が確認されました...。
神奈川署の調べによると、巡査は拳銃をケースに収める際に、長女が笑いながら話しかけてきたため、そちらに気を取られ、うっかり引き金を引いてしまったのでした。拳銃はリボルバーのSW45口径。自動式と違って安全装置がなく、撃鉄(げきてつ)を起こして引き金を引けば、すぐに発射できる仕掛けとなっています。巡査は撃鉄を起こしたままの状態で拳銃をケースに入れようとしていたのでは?とみられています。
神奈川県警の本部長は「誠に遺憾な事故を起こしてしまった。被害者にはお詫びの言いようもない。警ら中に上がり込み、子どもにピストルを取り出して見せたことなど、弁解の余地もない軽率な行動だった」と語っていたそうです。
参照 : 昭和38年7月19日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ クマ君ごめんね......4頭を断腸の思いで射殺・金沢(1964年)
・ 光化学スモッグが国内初の被害報告(1970年)
・ ドラマ「あこがれ共同隊」劇中で西城秀樹が死ぬ(1975年)
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