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【今日は何の日?】8月5日=深夜の環八をサラブレッドが疾走・上野毛(1977年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
48年前の1977(昭和52)年。深夜3時45分ごろ、東京・世田谷区上野毛2丁目、東急田園都市線(現・大井町線)の上野毛駅前の環状八号線を栗毛の馬が走っているのを警視庁玉川署上野毛派出所の警察官が発見。
馬は環八の外回り線を逆行しつつ時速20km程度で走っており、連絡を受けたパトカー2台がすぐに追跡しました。ところが、馬は第三京浜入口付近で突如クルリとUターン。再び、国道246号と交わる瀬田交差点(写真)まで走り、ここから裏通りに入って上野毛2丁目の西武地所所有の駐車場へと逃げ込んでしまいました。
玉川署ではパトカー2台、署の乗用車1台、自転車2台に分乗した総勢8人の精鋭を動員。パトカーで駐車場入口をふさぎ、同署の早坂春雄巡査部長(49歳)がロープで輪を作り、馬の首にかけて約40分後にようやく取り押さえることに成功したのでした。
この馬は世田谷区野毛3丁目の東急アバロン乗馬学校で2年前から乗馬用の馬として飼われている「サチニシキ号」と判明。競走馬時代は中山大障害競争で5位入賞した経歴を持つ馬です。連日の熱帯夜のため8月4日夜に腹痛を起こしたため、厩の扉を開いたままロープでつながれていましたが、8月5日未明に暴れ出した勢いでロープが外れ、そのまま逃げ出した模様。サチニシキ号の逃亡距離は約6kmだったとか。
サチニシキ号を取り押さえた早坂巡査部長は宮城県出身。子どもの頃はハダカ馬に乗って遊んでいた経験を持ち「首をつかんで栗毛を撫でたらおとなしくなった。よほど疲れていたのか口から泡を出していた。まさか、30年前の経験がこんなところで役に立つとは...」と苦笑い。
同乗馬学校に引き取られたサチニシキ号を獣医が診断したところ、重度の腸ねん転を起こしており、回復の見込みがないことから、残念ながら殺処分されることに。サチニシキ号にとって深夜の環八疾走が最期のお散歩となってしまいました...。
参照 : 昭和52年8月5日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ マリリン・モンローの十三回忌が世田谷で営まれる(1973年)
・ 渋谷・東急本店屋上で「UFO観測会」(1977年)
・ 女子マラソンが初めてオリンピック競技として実施(1984年)
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