【今日は何の日？】10月6日＝乗客が非常コックを引き新幹線を止めて逃亡・沼津（1967年）／雑学ネタ帳

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介護のみらいラボ編集部コメント

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58年前の1967（昭和42）年。午後6時10分ごろ、静岡・沼津市岡宮付近を走行中の東海道新幹線の下り超特急「ひかり37号」2号車に乗っていた30歳ぐらいの男が、突如として非常コックを引いたため運転席のブザーが鳴り、運転士が非常制動をかけて急停止しました。

現場付近は工事中だったため、ひかり号は時速65kmほどで徐行中。急停止後、列車は現場に5分ほど停車しました。しかし、男は列車のドアを強引に手で開けると、列車の外に脱出。そのまま高さ3mほどの防護柵を乗り越え、現場地区のバス停留所から三島方面行きのバスに乗って逃亡してしまいました。

沼津鉄道公安室の調べによりますと、男は身長175cm程度。茶色の上着に白っぽいズボンをはいていました。非常コックが引かれる少し前に車掌男性（45歳）に「こだま号とカン違いして熱海で停車すると思っていた」と誤乗証明書の発行を頼んでいた男があり、逃亡したのはその男と推測され、同公安室と静岡県警沼津署では新幹線特例法違反の疑いで、男の行方を捜しています。

3年前（64年10月）に開業した新幹線で、乗客によって非常コックが引かれ、臨時停車したのはこれが初のケースだったそうです。

　参照：昭和42年10月7日付の読売新聞朝刊

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文／高木圭介

●この日に起きた他の出来事

・あわて者の泥棒が自殺に失敗して重傷・恵比寿駅（1960年）　
・ TBSラジオ『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』が放送スタート（1969年）　
・水谷豊主演「熱中時代」が放送スタート（1978年）　

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