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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/10/07

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【今日は何の日?】10月7日=東京で一番長い(新)葛西橋が開通(1963年)/ 雑学ネタ帳

10月07日(葛西橋).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

62年前の1963(昭和38)年長さ727.4mと当時の東京都内で最も長い新葛西橋(現・葛西橋)の開通式が午前10時から行われました。一般車両の通行は正午からとなります。

江東区南砂町7丁目(現・東砂)と江戸川区小島町(現・西葛西)間の荒川放水路中川にかけられた新葛西橋は、都心京葉工業地帯を結び、この開通によって墨東地区の交通がグッと便利になることが期待されていました。

約400m上流にある旧葛西橋は1928(昭和3)年の荒川放水路改修時に完成したもので、当時はすでに老朽化が目立ち、道幅も狭く、自動車がギリギリですれ違えるほどのモノでした。都心と京葉興行地帯を結ぶ永久橋は、かなり上流にある小松川橋のみとあり、その交通渋滞が問題視されており、東京都では59(昭和34)年から総工費約20億円をかけて、新しい葛西橋の建設を急いでいたのでした。

新葛西橋の特徴は日本初の「突きげた式吊り補剛げた」を採用したこと。江東区側の2つの橋げたの上に吊り橋式のゲタを作り、これにより2つの橋脚間が他の部分より長くなり、ちょうどの最深部分となる川幅142mの間がそこに該当します。船の通行は便利となり、洪水の際にも水やゴミが橋脚に邪魔されずに流れるというメリットもあります。

また江東地区で問題視されていた地盤沈下に備え、橋脚は川底に47mの深さまで鋼管とコンクリートで固めるなど特殊な地下構造となっており、高潮に備えて橋自体もかなり高めに作られています。

さる9月11日夜からは鉄材を積んだ総重量10トンのトラックを32台で走らせる載荷試験を綿密に行い、この日の開通に備えたそうです。

そんな最新工学に基づいた新葛西橋ではありましたが、橋へとつながる放射112号線道路はまだ未開通のまま...。というのも江東区側の橋正面の道路予定地の買収立ち退きが終わっておらず、まだ数軒の民家が残ったまま。橋は開通したものの、いびつな通行となってしまうため、交通事故の頻発が心配されていたそうです。 

 参照 : 昭和38年10月4日付の読売新聞夕刊、10月7日付の毎日新聞夕刊

                             文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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