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【今日は何の日?】10月16日=危険!コバルト57をタクシー車内に置き忘れる?(1973年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
52年前の1973(昭和48)年。午前9時40分ごろ、警視庁本富士署(文京区本郷)に「タクシーの中へ、放射性同位元素のコバルト57を置き忘れた」と、かなり物騒な届け出がありました。届け出たのは学習院大学理学部助手の男性(29歳)です。
なんでもこの日の朝、東大理学部に物理の実験用にとレンタルするため、その用具を目白の学習院大から運ぶ途中、直径10cm、高さ5cmの鉛の筒の中に入れたコバルト57(13万2,000円相当)をタクシーの中へと置き忘れてしまったそうです。
コバルト57は2~3日もその近くにいると、エックス線を長時間浴び続けているのと同じような放射線障害を起こすと言われ、もちろん人体に有害。そのため本富士署でも男性が乗ったタクシーの行方を追うなど、必死の捜査を始めました。
ところが正午過ぎ。学習院大学理学部から本富士署に「お騒がせしましたが、コバルト57が見つかりました」と連絡が。実は男性がタクシーに乗る際、すでにコバルト57を積み忘れていたことが発覚。うっかりのカン違いだったのです。
危険物の行方不明に大騒ぎとなっていた本富士署では、ホッと胸を撫でおろしつつ「人騒がせな!」とオカンムリだったとか。
参照 : 昭和48年10月16日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ 東京~横浜のパトカー・リレーが遠足に遅れた中学生を救う(1963年)
・ プロ野球、ロッテの金田監督が試合に遅刻(1973年)
・ 札幌の狸小路が3時間にわたって燃え続ける(1975年)
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