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ニュース 今日は何の日?雑学 2025/10/30

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【今日は何の日?】10月30日=現職警察官が短銃強盗・川崎市(1957年)/ 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

68年前の1957(昭和32)年。夜10時20分ごろ、神奈川・川崎市内(現・川崎区内)で薬局を営む男性(65歳)の店先から若い男が土足で上がり込み、奥の四畳半にいた奥さん(53歳)に大型の短銃を突きつけ、「金を出せ!」と脅迫しました。

スキを見つけて裏口から逃げだした奥さんが「強盗だ!」と大声で叫び、助けを求めたため、我に返った賊は逃走。通りかかったタクシー運転手男性(30歳)が約200mほど追跡し、第一京浜国道の川崎競馬場前まで追い詰めました。

賊はタクシー運転手にも短銃を突きつけ、「撃つぞ!」と脅かしましたが、たまたま通りかかった工員男性と二人がかりで格闘した末に捕えて、神奈川県警川崎署へと突き出したのでした。

川崎署では賊が所持していた実包5発入りのSW四五口径短銃を押収。取り調べの結果、賊の正体はなんと千葉・船橋駅前派出所に勤務する現職の巡査(25歳)と判明。

巡査は2年半前の55(昭和30)年4月に千葉県警察学校を卒業後、船橋署に勤務。翌56(昭和31)年春ごろから競輪競馬に凝り始め、船橋市内の金融業者から約1万円を借金。さらに警察の寮で会計係を務めていたことから、自分が保管していた同僚のお金を4万円使い込むなどして、借金は約8万円まで増えていました。

巡査は借金の穴埋めにと、商売道具でもある短銃を使った強盗を計画。地元ではなく、競輪や競馬で通い土地勘のある川崎まで遠征したうえで薬局を襲ったのでした。

千葉県警では10月31日朝、この巡査を懲戒免職としました。

 参照 : 昭和32年10月31日付の毎日新聞夕刊

                        文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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