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【今日は何の日?】10月31日=仙台市で移動動物園のゾウが17時間の脱走騒ぎ(1952年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
73年前の1952(昭和27)年。夜11時30分ごろ、宮城・仙台市の評定河原(現・青葉区)で開催されていた移動動物園の動物小屋から出火。市内の南北両消防署からポンプ車6台が出動し消火にあたりましたが動物小屋の木造34坪が全焼しました。
10分後の夜11時40分に鎮火したものの、小屋の中にいた子ゾウ1頭、チンパンジー1匹、ニシキヘビ1匹、ゾウガメ1頭、オウム1羽が焼死。ラクダ1頭が大やけどを負う被害に遭いました。仙台北署で出火原因を調べていますが、暖房装置の過熱によるものと見られています。
騒ぎはこれだけで収まりませんでした。突然の出火に驚いた大きなゾウ1頭が、自ら鎖を引きちぎり、すぐそばの八木山へと逃げ込んでしまったのです。火事騒ぎで興奮したゾウはまったく手がつけられぬ状態となり、なかなか捕えることはできません。警官隊や消防団員ら300人が動員されたものの、遠巻きに見守りつつ警戒することしかできません。
その後、八木山の崖下へと隠れてしまったゾウは11月1日の午後4時すぎに、付近の平地へと姿を現します。そのスキを狙い、2人の象使いが近づき、1人が長い鼻にしがみつき、もう1人がロープでゾウの左うしろ足を引きずってみたものの、ゾウは意にも介さず滝ノ口の沢を上流へと歩いて行ってしまう始末...。
警官たちがロープに20人ほどブラ下がり、ようやく杭が打ち直され、ゾウは動きをストップ。飼育係が好物のバナナを出すと、口の中へと入れて、ようやくおとなしくなり捕獲に成功。火災発生から17時間後のことでした。
現在、付近ではクマの出没が騒がれていますが、73年前にはクマよりもはるかに大きなゾウの脱走が騒動となっていたのでした。
参照 : 昭和27年11月1日付の朝日新聞夕刊、11月2日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
●この日に起きた他の出来事
・ 夢の超特急が待望の時速200km超え!(1962年)
・ 国葬のため全国で三競オートが延期処置(1967年)
・ 西村晃演じる二代目水戸黄門が登場(1983年)
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※ 2022年3月より、約3年半にわたって掲載してきました当連載「今日は何の日?」は、明日11月1日(土曜)より、看護師さんのためのお役立ちサイト『ナースプラス』へと引き継がれることとなりました。ぜひ引き続き、お楽しみください!
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