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職場・悩み 悩み相談 2021/02/12
介護士ブロガーたんたんさんが回答!お悩みQ&A

#たんたん#ストレス#マンネリ#異動#職場#転職#人事

介護の悩み相談 第14回 人手不足の老健への人事異動を言い渡されたが、今の部署を離れたくない

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質問:上司から人手不足の老健に異動を言い渡されましたが、逃れる方法はあるでしょうか

現在介護現場(特養)5年目の介護職です。先日上司から同じ法人の老健への異動を伝えられました。理由はざっくりいうとその老健で退職者が相次いで人手不足だからです。
しかし今の部署は人間関係がよく仕事にも満足で、自分としては異動したくありません。

確かに面接時に異動があるが大丈夫かと聞かれてOKとは答えましたが、今の職場環境がいいので正直いって大変そうな老健にはなるべく行きたくないです。
正規職員なので異動は拒否できない雰囲気ですが、移動先老健での仕事に対して強い不安を持っています。内示は出てしまっているのですが逃れる方法はあるでしょうか。ぜひアドバイスがあればよろしくお願いします。

答え:基本、正規職員で異動は拒否できません。本当に嫌なら雇用形態の変更や転職を

最初にお伝えしたいこととして、施設からの異動の内示は基本的に拒否することはできません。打診段階なら交渉の余地がありますが、辞令が出てからは相当な理由がないと無理です。

最初の面接や契約の所で異動があることを把握して入職しているわけなので、今いる部署に留まりたいのなら、雇用体系をパートや派遣、地域限定職などに変えてもらうことで回避をすることは考えられますが、相談者さんはそれを望んでいないと思います。
なのでこの記事では「新しい環境に身を置く」事についてどのような考えを持った方がいいのか?ということについて話していきたいと思います。

「今の部署が居心地がいい」とのことですが、その心地よさは上司たちが試行錯誤を重ねて努力をした上で成り立っています。
その環境で仕事をした経験を生かし、新天地で同じような多くの職員にとって居心地のいい環境を作るように働きかけるべきです。
5年目の介護士で環境を作り上げていくことはベテランとの兼ね合いもあってなかなか難しいことだとは思いますが。

それでも異動を拒否することができない以上、新しい職場で居心地のいい環境を他の職員と力を合わせて作っていかなければ、いつまで経っても異動したことを後悔しながら働き続ける事になってしまいます。
異動先の部署の環境が悪いとのことですが、行ってみると案外悪くないこともあります。結婚退職が重なったり、たまたま数人同じ部署の人が辞めてしまっただけで他の多くの職員は普通に働いているということも多いです。

はたから見たら悪質な環境に思えるかもしれませんが、実際は相談者さんにとってその現場が合うか合わないかは働いてみないとわかりません、また、特養から老健といった違うカテゴリーの施設でも、数ヶ月働いていたらその環境に慣れて働きやすいと感じるようになるかもしれません。

僕自身も初めて異動を言い渡された時は不安でしたし、実際に異動した直後は人間関係も仕事も上手くいかずに苦労をしました。
しかし自分なりに努力をしてその環境に馴染むように働いていたら、数ヶ月後には仕事もそこまできついと感じなくなりましたし、多くの人が僕の仕事を認めてくださって、人間関係もスムーズになりました。
その異動した部署は前いた部署の中では「あの部署はヤバイ」みたいに言われていました。
それでも勇気を出して新しい環境に踏み出して良かったです。

誰もが異動に関して不安や不満を持っています。それでも会社で働くならそれは避けて通ることはできませんし、割り切って置かれている環境でまずは精一杯努力をすることは大事だと思っています。

異動先の介護施設の情報を手に入れよう

異動をする際に重要なのが、事前に新しい部署の情報や知識を仕入れたり、日頃からいろんな部署の人と交流をすることです。

新しい部署に何度か顔を出して交流をしたり、引き継ぎを入念にすることで働き始めてからの負担が軽くなります。
その上で人間関係が劣悪でいじめやパワハラやセクハラなどが横行する職場なら、転職を視野に入れたり、元の部署に戻してもらうなどの対応を打診しましょう。
大事なのは出来ることをした上で判断することであって、何もせずに不安になって落ち込んでしまうのは意味がないということです。

そもそも「一つの場所でずっと働き続ける」ということ自体、異動があったり、財政が厳しい介護施設が多い中であまり得策ではありません。

常に自分ができることを増やし、出口(転職をして市場価値を上げる、起業をするなど)を意識した上で仕事をした方が結果的に成長につながりますし、先行き不安にならずに少ないストレスで働き続けることが出来るようになります。
特に転職に関しては「新しい環境に身を置いて成長を促す」「年収を上げる」など労働者からしたらキャリアアップするために必要な過程だと思っています。

「この施設で骨を埋めよう」みたいに考えていると、何か外的な変化があったときにパニックになって不安を感じて今いる場所にしがみつこうとするようになります。
それよりも多くの経験をして知識とスキルを溜めて「どこに行っても通用する人材」になることを意識して日々の仕事をこなしていくことが大事です。

「外的な要素で振り回されたくない」と思うなら、次に転職する際に複数の事業所を経営していない施設で働くなど対策をすることができます。

少し厳しい内容になってしまって相談者さんの意図した答えを返すことができなかったのですけど、これから先も介護職員という仕事を続けるのなら環境の変化に適応できるようになった方がいいと思います。
その苦難の日々を乗り越えたら、誰もが必要としてくれる介護職になれるのではないでしょうか。

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プロフィール

たんたん(深井竜次)

介護士ブロガー

介護士ブロガーたんたん(深井竜次)さん

1994年生まれ 保育士から介護士に転職ののち、特養・ユニット・ショート・有料の介護施設での経験を生かして情報発信を行なう。介護士と副業のブログで月収100万円を超えた経験談を発表し介護業界で注目される。介護現場の現実を踏まえた率直な意見で知られている。ブログ:介護士働き方コム 著書:月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方(KADOKAWA)

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