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職場・悩み 介護職のお悩み 2025/07/15

#介護職のホンネ相談室

介護施設での業務が多岐にわたり、時間管理が難しい...効率化する5つのテクニック|介護職のホンネ相談室(8)

文/中谷ミホ(介護福祉士、ケアマネジャー、社会福祉士) 介護職のホンネ相談室⑧.png

今回のお悩み

日々の業務が多岐にわたり、時間管理がとても難しいと感じています。例えば、利用者さんのケアや書類作成、ご家族への連絡、ミーティングといったさまざまな業務が重なり、どれも重要なので優先順位をつけるのが難しいです。効率的に仕事をこなすための時間管理の方法や、具体的なテクニックがあれば教えてください。

先輩介護職員の回答

小さな工夫の積み重ねが、余裕のある働き方に変わります

介護職の業務は幅広く、どれも重要で手を抜くことができません。そのため、時間管理に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

しかし、ちょっとした工夫やコツを身につけるだけで、同じ業務量でも格段に楽になり、心に余裕を持って働けるようになります。

そこで今回は、介護職が時間管理を効率化するための5つの具体的なテクニックをご紹介します。

介護職が時間管理を効率化する5つのテクニック

コツ①:「見える化」でタスクを整理し、優先順位を明確にする

まずは、今日やるべきこと、今週中にやるべきことなどを「見える化」することから始めてみましょう。

タスクを書き出すことで頭の中が整理され、「あれもこれもやらなきゃ」という焦りが軽減されます。そして、書き出したタスクに優先順位をつけていきます。

そうすると、「やらなきゃ」と思っていたことが、実はあとでよい作業だったり、逆に見落としていた優先業務があったりと、新たな気づきが得られます。

紙でもスマホでも構いません。自分に合った方法で、毎朝5分だけ「今日やること」を整理する時間を作ってみてください。

コツ②:優先順位は「緊急度×重要度」で判断する

すべて大切な業務であっても、同時にこなすことはできません。 「今すぐやらないと問題が起きるか?」「他の人に影響があるか?」といった視点で、タスクの優先順位をつけましょう。

たとえば、利用者さんの転倒予防への対応は「緊急度も重要度も高い」業務ですが、来月の研修レポートの作成は「重要度は高いものの緊急度は低い」業務です。このように分類することで、「今何をすべきか」が明確になり、慌てることが減ります。

朝の申し送り後や仕事に入る時に、その日の業務を簡単に分類する習慣をつけると、一日の仕事の流れがスムーズになります。

コツ③:「すきま時間」を活用する

介護現場では、業務の合間に数分の「すきま時間」が生まれることがあります。この「すきま時間」を見逃さず、「短時間でできる仕事」に活用できると、効率がグッと上がります。

たとえば、利用者さんの入浴介助の待ち時間に記録を入力したり、移動時間にご家族への連絡事項をメモしたりといった工夫です。「後でまとめてやろう」と思っていた小さな業務も、すきま時間を使えば意外とスムーズに片付きます。

コツ④:完璧を目指さず、できないことは相談する

「早く仕事を覚えたい」「迷惑をかけたくない」という思いから、つい一人で仕事を抱え込んでしまうことがあります。特に経験の浅い時期には、その気持ちが強くなりがちです。

しかし、すべてを完璧にこなそうと無理をするよりも、安全で確実な方法を優先することが、介護の現場では何より大切です。もし時間内に終わりそうにない業務があれば、正直に先輩や上司に相談しましょう。

「ここまでできましたが、ここから先が時間内に終わりそうにありません。どうすれば良いでしょうか?」と具体的に伝えることで、周囲もサポートしやすくなります。一人で悩まず、周りを頼ることも、結果的には自分の成長と業務の円滑化につながるのです。

コツ⑤:チームで協力し、業務を分担・共有する

介護の仕事はチームで行うものです。一人ですべての業務を抱え込まず、周囲のスタッフと積極的にコミュニケーションを取りながら、協力体制を築いていくことが大切です。

たとえば、朝のミーティングで、その日の各自の業務内容や、注意すべき利用者さんの情報を共有し、必要に応じてタスクの調整を行いましょう。

こうした情報のやり取りと役割分担をきちんと行うことで、自分一人でやるよりも効率的に仕事を進められます。

また、自分だけでは対応が難しい場面や、時間がかかりそうな業務がある場合には、早めに先輩や同僚に相談することも大切です。「チーム全体で仕事を進める」という意識を持つことが、仕事の効率を高めるポイントになります。

まとめ

時間管理が上手にできるようになると、利用者さん一人ひとりにより丁寧に向き合える時間も生まれます。焦らず、自分に合ったやり方を見つけて、心にゆとりを持ちながら介護の仕事に取り組んでいきましょう。

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中谷ミホ(Miho Nakaya)

介護福祉士・ケアマネジャー・社会福祉士

福祉系短大を卒業後、介護職員、相談員、ケアマネジャーとして、障害者支援施設、介護老人保健施設などの介護現場で活躍。現在は介護業界での経験を生かしながら、ライターとして活動しており、介護・福祉に関わる記事を数多く手がける。保育士、福祉住環境コーディネーター3級も取得。

中谷ミホの執筆・監修記事

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