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仕事・スキル 介護職のスキルアップ 2020/07/16

#ガイドヘルパー#福祉住環境コーディネーター#資格

介護のプロとしてスキルアップに役立つ7つの資格

小林裕子 フリーランスライター upskilling_20200716_1.jpg

介護職の仕事内容は多岐にわたり、幅広い知識やスキルが求められます。そのスキルを段階的に身につけるために、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。介護の現場で活用できて、スキルアップに役立つ「プラスアルファの資格」を、取得方法とともにご紹介します。

コミュニケーションスキルや心のケアのスキルが身につく資格

介護職は高齢者に声をかけたり、会話することが多く、コミュニケーション能力は必須です。コミュニケーションスキルの向上に役立つ2つの資格をピックアップしました。

■レクリエーション介護士

介護施設で働いていると、レクリエーションを担当する機会があるでしょう。この資格を取得した人は、高齢者に喜ばれるレクリエーションを提供できる人材として認定されます。階級には1級と2級があり、2級は年齢や実務経験に関係なく、チャレンジできます。

2級取得には、資格を主催する日本アクティブコミュニティ協会が認定する講座(通学・通信)で学び、試験に合格する必要があります。レクリエーションの企画・計画・実行に必要な実践的スキルを身につけることができるでしょう。また、高齢者との対話術や表情、声かけの仕方など、コミュニケーションについても学ぶことができます。

■精神対話士

高齢者と良好なコミュニケーションを築くために欠かせないのは、「傾聴」です。そのスキルを養うのに役に立つ資格が精神対話士。資格主催団体のメンタルケア協会実施の養成講座(通学)で学び、試験に合格すると取得できます。

養成講座では、傾聴の専門家として相手を受容共感するために、対話を通して相手の不安や孤独をやわらげることができる力を身につけられます。「利用者さんとの接し方に自信がもてない」と悩んでいる介護職の方は少なくないと思いますが、こうした資格取得を目指して学んでみることで、気づきが得られるかもしれません。

食や健康の知識が身につく資格

施設で生かせる、食や健康づくりに関わる2つの資格をご紹介します。

■家庭料理技能検定

グループホームや訪問介護などでは、料理も仕事のひとつ。相手の好みに合わせるだけではなく、糖尿病や高血圧など持病のある人たちの食事を作る機会も多くなるでしょう。そうした現場での対応力を高めるために、調理の知識と技術は身につけておきたいものです。

この検定は、食生活の正しい知識と、味・見た目・栄養バランスのよい料理を作るために必要な調理技術を試す検定試験。1級から5級まであり、どの級からでも受験できます(1級受験は準1級合格が条件)。3級以上は筆記試験に加え、実技試験があるので、資格を主催する香川栄養学園が実施する受験対策講習会や、通信講座で学ぶのも一案です。

■健康運動実践指導者

老人ホームで、毎日行っている体操。体調に合わせて体を動かす体操には、身体機能の向上やストレス発散などさまざまな効果が期待できます。

体操をする際に生かせるのがこの資格。資格主催団体の健康・体力づくり財団が行う養成講習会を受講し、認定試験に合格すれば取得できます。

養成講習会は介護職員初任者研修修了者など、介護系資格の有資格者であれば受講可能。「健康づくりと運動プログラム」「体力の測定と評価」「運動障害と予防・救急処置」など9科目について講義と実習が行われ、運動指導を安全に行うためのスキルを習得できます。

介護が必要な高齢者、障害者に関する理解を深めるのに役立つ資格

より質の高い介護を行うために、取得しておくと役に立つ3つの資格をご紹介します。

■福祉住環境コーディネーター

介護が必要な高齢者や障害者が安心して自立した生活を送れるよう、住環境の整備と改善を提案するアドバイザーの資格。東京商工会議所が実施する検定試験(1級から3級)に合格すれば、取得できます。

2級と3級は年齢や実務経験など関係なく受験でき(1級受験は2級合格が条件)、受験対策セミナーや通信講座などで学びながら合格を目指すことができます。

高齢者・障害者の心身の特性、高齢者の生活を支える福祉用具、バリアフリー住宅など、医療・福祉・建築分野の幅広い専門知識が身につくのがメリット。ケアマネジャーなど相談援助業務にも生かされるでしょう。

●関連記事:福祉住環境コーディネーターとは?仕事内容や検定試験を丁寧に解説

■認知症ケア専門士

施設勤務や訪問介護などの介護職は、認知症の高齢者の介護にあたることが多く、適切なケアを行うための専門知識が求められます。この認知症ケア専門士は、日本認知症ケア学会が主催する資格。

取得するには受験条件(3年以上の認知症ケアの実務経験者等)を満たし、第1次認定試験(筆記)と第2次認定試験(論述試験、面接試験)に合格する必要があります。受験対策テキストを使って独学で勉強するほか、日本認知症ケア学会が実施する受験対策講座で学ぶ方法もあります。

現場に即した実践力、個々の症状に合わせた適切な介護計画を立てる力、家族への支援など、認知症ケアに関する幅広いスキルが身につくので、介護のプロとして自信にもつながるでしょう。

●関連記事:認知症ケア専門士とは?資格取得のメリットを解説

■ガイドヘルパー(移動介護従事者)

ガイドヘルパーとは、1人で外出することが困難な障害者に付き添い、安心して外出を楽しめるようサポートする仕事です。都道府県知事が指定する養成研修を受講し、カリキュラムを修了すれば資格を取得できます。

ガイドヘルパーの資格には、対象となる障害に応じて「視覚障害者 同行援護従業者養成研修」「全身性障害者ガイドヘルパー養成研修」「知的・精神障害者行動援護従業者養成研修」の3種類があります。

これらの養成研修を通じて障害の特性、障害者福祉制度、場面に応じた介助法や支援技術などを学ぶことができるので、障害者介護の専門性を高めてくれる資格といえるでしょう。

養成研修の受講条件などは各区市町村で異なり、介護職員初任者研修などの介護系資格を取得していなくても受講できる場合もあります。お住まいの地域の情報を確認してみてください。

無資格でできる介護の仕事の記事はこちら

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小林裕子

ライター

介護雑誌『介護のことがよくわかる本』などで取材・執筆。プライベートでも実家の母親が要介護状態にあるため、よりよい介護の実践には強い関心をもっている。その他生活分野などで幅広く活動中。

小林裕子の執筆・監修記事

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