株式会社ベネッセスタイルケア/介護・看護記録システムについて

株式会社ベネッセスタイルケア/介護・看護記録システムについて

介護サービスはクリエイティブな仕事。さらなるサービスの向上を支える仕組みを開発

プロフィール

執行役員 サービス推進本部 本部長
祝田健さん

1997年ベネッセコーポレーションに入社。3年後、念願のシニア部門(介護事業)に異動し、介護施設のホーム長、エリアブロック長、エリア事業部長などを歴任。2013年、介護・看護記録システムプロジェクトがスタートし、サービスナビゲーションシステム(システム名称・通称サーナビ)の責任者として開発・導入全般に関わっている。

ケア状況がリアルタイムでわかる画面展開が、サービス提供漏れを防止

祝田さんは御社の「サービスナビゲーション」(以下、サーナビ)の開発プロジェクト全体の推進者と伺っています。開発の経緯を教えてください。

当社の約1万名に上る介護・看護職員は、一日の中で何度も「記録」を読み、書いています。そこでこの「記録」を仕組み化したら、業務の効率化だけでなく、さまざまなことができるのではないかと思い至りました。記録のデジタル化は、一般的には仕事の効率化を目的としていますが、当社では「サービスの質を上げる」ということを目的としています。2015年度から自社開発がスタートし、2018年7月には全国312拠点に導入を完了しています。

サーナビの導入にあたり、各ホームから選ばれた2,400名が研修を受講。現場スタッフに操作方法を丁寧に教えている。「使いやすいアイコン操作がメインなので『入力が苦手』といった方も慣れていき、日常に定着しつつあると感じています」と祝田さん。パソコンのほかスマートフォンでも操作可能となっている。

具体的な特長は何ですか。

サーナビのメイン画面では、ケアの動きと連動する紙の記録帳票であったご入居者様の生活状況がひと目で分かるシートをシステムで再現しています。食事や着替えなどのサービス内容が完了し記録をすると、予定を示すグリーンのアイコンがリアルタイムでグレーに変わるので、他の職員も「この業務はあの人が行ってくれたんだな」と画面上で把握できます。また予定を過ぎても記録が残らないとアラームを表示していくしくみもあるため、ケアの提供漏れを防止することができます。併せてシステムならではの強みとして、数値データの合計はオンタイムで行うことができます。そのデータが表示されることで、未経験の方でも「摂取している水分が少ない」「食事量が足りていない」と一目でわかります。加えて、記録が残しやすくなったことでご入居者様を主語にした生活の記録が増えていきました。そうすうることで、気づきをもとにしたスタッフ同士の話し合いを創出することができるので、新人の成長はもちろん、チームとしての質向上が期待できます。サービスの品質を上げながら、スタッフを支援する手段にもなりました。

介護業界の未来を変える可能性が評価され、ITビジネス賞を受賞

サーナビは2018年度のITビジネス賞も受賞しています。どんな点が評価されましたか。

「記録」の電子化・効率化だけでなく、システム活用によってスタッフの気づきを促し、サービスの質向上につなげご入居者様の生活の質が上げていく役割を果たしていることに評価をしていただきました。非常に嬉しく思っております。また、「サーナビにより、介護業界における働き方を大きく変化させる可能性もある」という評価を加えていただいたことは、当社が介護業界において背負っている使命を感じました。

サーナビでご入居者様の生活状況を記録し易くなったことで、「記録の中身が変わり生活のご様子を深く知り共有できるようになった」という声が聞かれています。これまで以上にご入居者様の日々のご様子が共有されることで、ご入居者様を『主役』に、チームケアをどうするかなど、より深く話し合えることでスタッフの意識、さらには介護の質が高まります。と祝田さん。

最後にメッセージをお願いします。

介護サービスは、お一人おひとりのことを知って捉えて行動するということを繰り返しながらサービスを高めていく必要があり、また、さまざまな職種のスタッフと協力して業務を行う、同じような事故が起こらないようにするなど、あらゆる面で知恵と工夫が求められる仕事です。決して単純労働ではありません。そしてサーナビは当社の理念である、「その方らしさに、深く寄りそう。」の実現を支える、それを活かすための土台=プラットフォームです。導入によって効果を実感できたスタッフやホームは、目の色が変わりやる気で満ちています。介護サービスに少しでも興味があり、そこに一歩踏み出してみたいと思った方、ぜひ私達の仲間になって、介護の未来に新たな足音を響かせましょう。

企業紹介

2003年に設立されたベネッセスタイル ケアは、入居型から在宅介護、人材・研修サービスまで幅広い高齢者介護サービス事業をはじめ、高齢者住宅事業、保育事業などを展開しています。「その方らしさに、深く寄りそう。」という事業理念を大切に、介護サービスではベネッセならではの考え方や、職員の働きやすさを追求した記録システムを開発し、お客様の自分らしい生き方を支えています。教育や生活事業を全国展開するベネッセコーポレーションを筆頭とするベネッセグループの一員であるため、福利厚生や教育研修制度はもちろん万全。とくに研修については、中途採用の方のための専門研修が設けられているのも安心です。キャリアパスも多彩で、現場から採用やマネジメントの本部職、さらに保育事業へのジョブチェンジも可能。理念に共感いただいた上で、自分らしく輝ける方をお待ちしています。
設立2003年12月
本拠地東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリスビル5階
施設展開447 拠点 内訳 (入居介護事業319 在宅事業32 デイサービス6 保育事業53 学童事業27)
企業の特色株式会社ベネッセスタイルケアは、『進研ゼミ』や『こどもちゃれんじ』等、 教育・生活事業を全国に展開する株式会社ベネッセコーポレーションと同じベネッ セグループの会社です。「その方らしさに、深く寄りそう。」という事業理念のもと、高齢者介護サービス事業および、保育事業を展開しています。 介護事業も、20年という時を経て、介護のリーディングカンパニーとして大きく成長しました。有料老人ホームだけでなく、介護の相談室や介護食の宅配 サービス、海外事業など、超高齢社会を多角的に捉えて事業を創りだしています。

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