介護職が発熱→特に積極的な検査 厚労省が通知 感染対策の強化を要請

《 田村厚労相(10月9日撮影) 》
発熱などの症状がある介護職には特に積極的な検査の実施を − 。厚生労働省は16日、全国の自治体に改めてそう指示する通知を発出した。【Joint編集部】
新型コロナウイルスの対策は現在、医療や介護の現場でクラスターの発生をいかに防ぐかが重要な柱。体の衰えた高齢者らへの感染を食い止められれば、重症者、死亡者の減少につなげることができる。
厚労省はこれまでも、発熱や頭痛、倦怠感、息苦しさなどの症状がある人に対して積極的に検査を行うよう呼びかけてきた。今回の通知は、気温が下がって風邪などの患者が増える季節を迎えたことを踏まえた措置。田村憲久厚労相は16日の会見で、「いよいよ秋冬に入った。自治体に改めて要請したい。症状のある方の検査を徹底して頂きたい」と述べた。
厚労省は通知で、「高齢者は重症化しやすく、クラスターが発生した場合の影響が極めて大きくなる。施設内感染対策の強化が重要」と説明。「介護従事者で発熱などの症状がある人については、とりわけ積極的な検査を」と指導した。
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介護のみらいラボ編集部コメント
田村厚生労働相が、「いよいよ秋冬に入った」として、新型コロナウイルスの感染拡大に警戒感を示しました。厚生労働省は今までも発熱、頭痛、だるさ、息苦しさなどの症状がある場合、積極的に検査を行うように呼び掛けてきたが、特に介護職で発熱などの症状がある人は、積極的にコロナの検査をしてほしいと指導しました。