介護保険の費用額、過去最多10兆5095億円 最新統計を公表 厚労省
《 厚労省 》
介護のみらいラボ編集部コメント
介護保険で使われた費用額が、2019年5月~2020年4月分で、10兆5095億円となり、史上最高額を更新しました。日本全体の税収入は2019年(補正後予算)が約60兆円ということを考えると、相当大きい割合の支出だということがわかります。
これは医療保険分などを含まない金額なので、社会福祉費合計だとさらに巨額になります。
介護は今後もニーズが高まりますが、介護報酬が上がるということはご利用者の利用料・介護保険料と税金が上がることなので、バランスが難しくなりそうです。
厚生労働省は18日、昨年度の介護給付費の動向をまとめた最新の統計(介護給付費等実態統計)を公表した。【Joint編集部】
利用者の自己負担も含めた費用額は、介護予防サービスも含めて10兆5095億円。前年度より3559億円(3.5%)増加し、過去最多を更新した。
令和元年度介護給付費等実態統計の概況
高齢化に伴うニーズの高まりが最大の要因。費用額の膨張は今後も続いていくとみられ、制度をどう維持するか、負担をどう分かち合うかが大きな課題となる。
政府は現在、来年4月に控える次の介護報酬改定をめぐる議論を進めている。ここで報酬を引き上げれば、サービス提供サイドが恩恵を受ける一方で国民の負担は増す。引き続き慎重に調整を進め、年内に大枠の方針を決定する予定だ。
昨年度の費用額をサービス類型ごとにみると、居宅サービスが4兆7010億円、地域密着型サービスが1兆8133億円、施設サービスが3兆4797億円、居宅介護支援(予防含む)が5155億円。いずれも前年度を上回っている。
昨年度の利用者数は611万1100人。前年度から2.3%増えた。受給者1人あたりの費用額は17万2600円で、前年度より2600円高くなっている。
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出典:介護のニュースサイトJOINT
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介護のみらいラボ編集部コメント
介護保険で使われた費用額が、2019年5月~2020年4月分で、10兆5095億円となり、史上最高額を更新しました。日本全体の税収入は2019年(補正後予算)が約60兆円ということを考えると、相当大きい割合の支出だということがわかります。
これは医療保険分などを含まない金額なので、社会福祉費合計だとさらに巨額になります。
介護は今後もニーズが高まりますが、介護報酬が上がるということはご利用者の利用料・介護保険料と税金が上がることなので、バランスが難しくなりそうです。