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【今日は何の日?】4月21日=必殺シリーズの顔・中村主水が初登場!(1973年) / 雑学ネタ帳

中村主水が勤務する南町奉行所は現在のJR有楽町駅前にありました
49年前の1973(昭和48)年。俳優の藤田まことさん(2010年に死去)が演ずる時代劇・必殺シリーズ(朝日放送)の名物キャラクター、江戸南町奉行所の同心・中村主水(なかむら・もんど)が初登場しました。
72年放送の『必殺仕掛人』から始まる同シリーズの"顔"として認識される中村主水ですが、初登場はシリーズ2作目の『必殺仕置人』からでした。仕置人の主役は山崎努さん演じる「念仏の鉄」や、沖雅也さん演じる「棺桶の錠」であり、初登場時は北町奉行所の同心だった中村主水は、「裏の顔」として仕置人と手を組みつつ、のさばる悪を闇に裁いて仕置するという役どころでした。
その後のシリーズにも準主役として登場したりしなかったりを繰り返し、ようやく主役扱いとなったのはシリーズ6作目の「必殺仕置屋稼業」から。シリーズ14作目の『翔べ!必殺うらごろし』(78年)はオカルトを題材とした異色作でしたが、視聴率的に大苦戦してしまい、必殺シリーズそのものが終了しかねない大ピンチに......。
初登場から6年。ここで起死回生を狙い、視聴者にもおなじみの中村主水を正式に主人公として再登板させた『必殺仕事人』(79年5月)がスタート。剣術の腕は天下一品でありつつ、奉行所の同心としては典型的な昼行燈......。八丁堀の自宅では、妻のりつ(白木万理さん)と姑のせん(菅井きんさん)に頭の上がらぬ婿養子であり、小言と嫌味を連発される弱き立場にある中村主水は、似たような境遇にある視聴者の大きな支持を受け、必殺シリーズを救っただけでなく、以降はシリーズの顔であり続けました。
それにしても、昭和30年代の大人気コメディ『てなもんや三度笠』で、あんかけの時次郎、昭和40年代からの中村主水、昭和末期からの『はぐれ刑事純情派』における安浦刑事と、時代を超えてそれぞれ性格の異なる代表的キャラクターを作り上げた藤田まことさんの力量には改めて感服させられます。
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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