#ミシュラン#今日は何の日?#東京モノレール#浜松町#羽田空港#試運転
【今日は何の日?】4月22日=東京モノレールが開業前に初の公開試運転(1964年) / 雑学ネタ帳

現在の東京モノレール
58年前の1964(昭和39)年。東京オリンピック開幕(10月10日)前の開業(9月17日)を目指す東京モノレール(羽田空港~国鉄浜松町)が、この日の午前11時より公開試運転を初めて実施しました。
報道陣を集めて試運転が公開されたのは、大田区の京浜三区埋立地内の600メートルほどの区間。現在の大井競馬場駅と流通センター駅の中間あたりです。当然、まだ駅は存在していないので、当時の新聞記事にも「大森付近」としか記されていません。
上半分がミルク色、下がライフブルーとダークブルーで彩色された3両編成のモノレールを走行させてスピードや揺れに関するテストが実施。記事にはモノレール車窓からの見晴らしの素晴らしさが絶賛されております。
現在は浜松町駅を出発した後、大井競馬場を通り過ぎて羽田空港へと向かうまで、運河に沿いつつ車窓左側には城南島(大井ふ頭中央海浜公演や東京港野鳥公園)が見えることになりますが、58年前にはそれら人工島がまだ存在していなかったため、モノレールはほぼ海の上を走行しつつ羽田空港へと向かっていました。
記事では「車両がゴムタイヤだから騒音もない」と、ゴム製タイヤについても言及されつつ絶賛。東京モノレールに搭載されたゴム製タイヤはフランスのミシュラン社製で、のちにレストランガイドでもおなじみとなるミシュラン社が日本に本格進出する先駆けとなったのでした。意外や自動車よりもモノレールが先だったんですね。
参照:昭和39年4月23日付の朝日新聞
文 / 高木圭介
SNSシェア
介護のみらいラボ編集部コメント
高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。