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ニュース 今日は何の日?雑学 2022/05/02

#今日は何の日?

【今日は何の日?】5月2日=三越日本橋本店の屋上にロープウェイが開通(1967年) / 雑学ネタ帳

東京・日本橋三越.jpg

 三越日本橋本店

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

55年前の1967(昭和42)年。この日から5月7日までのゴールデンウィーク期間限定で東京・三越日本橋本店の屋上広場に「大宇宙空中ロープウェイ」なる乗り物が開通。招待された幼稚園児たちが初乗りを楽しみました。

搭乗は無料。「宇宙への子どもの夢をみたす」をキャッチフレーズとしており、ロープウェイのゴンドラは宇宙船をイメージした球体カプセル型。屋上の約20メートル上空を、往復約200メートルを6分間の「飛行時間」で行き来しました。6人乗りで中には必ず、ピンク色の飛行服を着用した案内女性が同乗。内部にはトランシーバーが設置されており、中の子どもたちと、下から見守る保護者の方が通話することも可能だったそうです。

当時の広告を眺めてみますと、この年の「三越お子さま天国」は快獣ブースカを中心とした「人気ばくはつ!怪獣大会」や、7階フロアでは鉄腕アトムジャングル大帝悟空の大冒険を中心とした「虫プロ漫画による 楽しい動画の世界展」が開催されています。この時代はまだ「アニメ」という名称が一般的ではありませんでした。

アミューズメントパークが少なかったこの時代、景観の良いデパート屋上が遊園地の役割を兼ねていることがほとんどでした。どのデパートも趣向を凝らしては、子どもや若者向けのイベントを開催し、集客に躍起となっていたのです。
 
現在では、遊園地として機能するデパート屋上もほとんど見かけなくなりましたが、これは72(昭和47)年に大阪・千日デパート、翌73(昭和48)年に熊本・大洋デパートで、ともに死者100人を超える火災が発生したことが大きな原因となっています。

この大火災を教訓に消防法が改正され、「建造物屋上の半分を避難区域として確保すること」が義務付けられ、このロープウェイのような大型遊具の設置が困難になったのでした。

 
  参照:昭和42年5月2日付の読売新聞夕刊

文 / 高木圭介

       

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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