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【今日は何の日?】5月7日=東京通信工業(現・SONY)が設立(1946年) / 雑学ネタ帳

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76年前の1946(昭和21)年。終戦から1か月後の45(昭和20)年9月、疎開先の長野・須坂より上京した井深大さんが、樋口晃さん、太刀川正三郎さんら仲間とともに日本橋白木屋(のちの東急百貨店日本橋店)3階の狭い1室を仕事場に「東京通信研究所」の看板を掲げました。
当初は戦争中に「敵国の放送を聴けないように」と短波受信機能が切られたラジオの修理や、短波受信用のコンバーター(周波数変換器)などを開発し、その筋で話題となっていました。やがては終戦のゴタゴタで消息不明となっていた盛田昭夫さんも研究所に参加。木製のおひつにアルミ電極を貼り合わせた電気炊飯器などを開発したり、真空管電圧計が官庁に納入されるなど、失敗も成功も含みつつ、仕事は徐々に軌道に乗り始めたそうです。
そして翌46年5月7日、「東京通信工業株式会社(通称・東通工)」を正式に設立。テープレコーダーや小型トランジスタラジオの開発に心血を注いでいた55(昭和30)年より、「SONY」の名称が使われることになりました。
東通工の頭文字をとったアルファベット略称ならば、「TKK」や「TTK」が妥当なはずでしたが、TKKは東京急行電鉄が、TTKは東洋陶器(現・TOTO)がすでに使用しており、混乱を避ける意味で却下。
さまざまな候補名が浮かんでは消える中、略称ではなく、まったく新しいブランド名として、音を意味する「SOUND」や「SONIC」の語源となるラテン語の「SONUS(ソヌス)」と、小さいとか坊やという意味の「SONNY」をかけ合わせ、さらに「ソンニー」と読まれたり、「損」を想起させないために1文字だけ「N」を抜いた造語「SONY」に決定したそうです。
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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