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【今日は何の日?】5月18日=ニッポン放送が「修学旅行だより」のサービス開始 (1957年) / 雑学ネタ帳

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65年前の1957(昭和32)年。旅に出た子どもの安否を気遣うのは、昔も今も変わりありません。今ならば手軽な連絡手段はたくさんありますが、この当時はSNS利用やスマホ、携帯電話どころか、家庭用電話にしても、全家庭に普及していたわけではありません。
そんな時代にあってニッポン放送が始めたサービスが、修学旅行中の学校ごとに無事を知らせたり、翌日の予定を定時放送してくれるという「修学旅行だより」だったのです。
55(昭和30)5月に、東京・渋谷の実践女子学園からの依頼で、学校側に番組スポンサーになってもらう形で実験的に試みたところ、これが保護者にも聴取者にも好評。この日からはスポンサーなしの無料サービスとして都内の中学や高校を対象に実施されることになりました。
ニッポン放送では都内の公立、私立中高約1,000校に「修学旅行スポット放送の申込書」を送付し、申し込みのあった学校の放送を実施。放送時間帯は毎日夜11時30分、40分、50分、深夜0時と各20秒ずつ。放送時間の割り振りを受けた学校側では、付き添いの先生が放送時間までにニッポン放送宛てに、一行の様子や明日の予定などを電話、もしくは電報にて報告し、その内容がラジオで放送されたのでした。
今では考えられない面倒な手続きを経たシステムですが、子どもの無事を祈る家族は、その時間帯にラジオのダイヤルを合わせ、子どもの無事を確認しては安心していたそうです。
参照:昭和32年5月23日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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