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【今日は何の日?】6月29日=引退2年目のミスターがホームラン競争で完敗 (1976年) / 雑学ネタ帳

神宮球場
46年前の1976(昭和51)年。この日の夜、東京・神宮球場で行われた「ヤクルトvs巨人」の試合前、バッティング練習中のこと。珍しい出来事がありました。
4月に「巨人軍初のMLB出身投手」としてテキサス・レンジャ―スから巨人に移籍してきたクライド・ライト投手がなんと「3本打って、そのうち何本スタンドに入るか?」と、長嶋茂雄監督(当時40歳)にホームラン競争を挑んだのです。
現役引退から2年のブランクがある長嶋監督でしたが、「ようし!」と受けて立ちます。先攻でバッターボックスに入ったライトは、投手ながらバッティングにも自信を持っていたようで、2発を外野スタンドに叩き込んでドヤ顔。
続いてバッターボックスに入るミスターの姿に、神宮の観客席は大喜びです。
初球こそ、痛烈な当たりで1~2塁間を抜いたものの、2、3球目はともにボテボテの内野ゴロ...。ミスターの完敗に終わりました。
「自慢するだけあって、ライトはよく打つ。オレももうトシかな...。恥かいちゃったな」と脱帽。ちなみにこの夜のナイターは2対0と、ヤクルトに今季初の黒星を喫しています。しかし、こんな試合前の一幕もミスターならではの粋なファンサービスだったようですね。
参照 : 昭和51年6月30日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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