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【今日は何の日?】7月28日=作家・江戸川乱歩が死去(1965年) / 雑学ネタ帳

江戸川乱歩記念大衆文化研究センター(旧・江戸川乱歩邸=東京都豊島区)
57年前の1965(昭和40)年。作家として数々の作品を残した江戸川乱歩さんが午後4時11分、脳出血のために死去しました。享年70歳。当時は日本推理作家協会の理事長を務めていました。
本名は平井太郎。ペンネームは19世紀の米国人作家、エドガー・アラン・ポーにちなんだモノです。1923(大正12)年に処女作『二銭銅貨』を発表後、物凄い数の作品を発表。主に推理作品で「推理作家」と呼ばれることになりますが、その内容は猟奇モノや異常性愛モノとかなり幅広く、書物の検閲が激化した戦時中には発禁処分が相次ぐこととなります。
終戦後は少年たちに大人気となり、現在もなお、映画やドラマ化され続けている明智小五郎や少年探偵団、怪人二十面相を中心としたシリーズの執筆にシフト。初期の『怪人二十面相』『少年探偵団』『妖怪博士』『大金塊』などが戦前発表で、あとはほぼ戦後期の作品となります。同時に新人発掘などにも尽力し、推理小説の人気向上に貢献しました。
乱歩さんは生涯で46回も転居を繰り返した「引っ越し魔」としても知られていますが、亡くなるまで31年間住み続けた東京・池袋駅西口の立教大学キャンパスに隣接した住居は、息子の平井隆太郎さんが立教大職員(のちに名誉教授)だった関係から、現在は同大学の「江戸川乱歩記念大衆文化研究センター」として保存されています。
参照 : 昭和40年7月29日付の朝日新聞
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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