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【今日は何の日?】9月8日=日本初のノーベル賞受賞者・湯川秀樹博士が死去(1981年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
41年前の1981(昭和56)年。日本初のノーベル賞受賞者である湯川秀樹博士(京都大学名誉教授)が午後2時、急性肺炎に急性心不全を併発させて京都市左京区内の自宅で死去しました。74歳でした。
湯川博士は1907(明治40)年、東京・麻布生まれ。中間子論は、現代理論物理学の扉を開いたとされ、終戦からわずか4年後(1949)のノーベル物理学賞受賞は敗戦に打ちひしがれた日本国民に大きな自信と希望を与えたとされています。
1934(昭和9)年に完成した「中間子論」は、折からの室戸台風が京阪神地方に直撃した9月下旬、六甲連山の東端にあった別荘で過ごしつつ深夜に寝つくことができなかった湯川博士が、枕もとの計算用紙に書きつけたものだったという伝説があります。湯川博士自身も「うん、あの台風が間接的にきいとるね。頭にグワッグワッときた」と室戸台風効果を認めております。。
そんな湯川博士は一科学者として常に核兵器の禁止、戦争反対を常に訴え続けており、平和主義者としても戦後日本を代表する存在であり続けました。亡くなる3か月前の6月にも、「科学者京都会議」に出席し、核兵器根絶を訴えていた矢先の訃報でした。
参照 : 昭和56年9月9日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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