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【今日は何の日?】10月4日=水野晴郎が『水曜ロードショー』解説者に就任(1972年) / 雑学ネタ帳

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ちょうど半世紀前の1972(昭和47)年。映画評論家、映画監督としても活動した水野晴郎さんが、すでに4月から放送スタートしていた日本テレビ『水曜ロードショー』の解説者に就任しました。
週に5本は映画を観る根っからの映画好きだった水野さんは、もともと映画館に勤務していました。その後、宣伝部員として20世紀フォックスに5年間、ユナイト映画に10年間勤務していました。解説者就任当時はユナイト映画の「宣伝総支配人」という肩書きでした。
まだネット配信やDVD、LDどころかビデオすら普及していなかった当時、テレビで放送される映画は現在では想像もつかないほど一期一会にして貴重な存在でした。解説者就任にあたり、水野さんは「宣伝部の仕事は、まずその作品のセールスポイントを見つける作業から始めます。だから、どんな作品でも、そのポイントをつかむことには自信があるのです」と語っています。
当時、テレビの映画解説者といえば、すでに長老格であった淀川長治さん、評論家の萩昌弘さん、映画レポーターの増田貴光さん、音楽家の芥川也寸志さん、作家の野坂昭如さんらが知られた存在でしたが、そこに水野さんが「足で稼いだエピソード」を武器に参入した形となったのです。
放送開始からしばらく後、次週予告の後に水野さんが満面の笑みとともに発した「いやあ、映画って本っ当にいいもんですねぇ!」の台詞は、さっそく番組名物となりました。
なお、初回のこの日に放送された映画は『続黄金の七人 レインボー作戦』(マルコ・ヴィカリオ監督)でした。
参照 : 昭和47年9月22日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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