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【今日は何の日?】11月15日=都営戸山ハイツの建て替え工事が始まる(1968年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
54年前の1968(昭和43)年。都心部で最大規模の木造都営住宅団地だった東京都営戸山ハイツの第1次建て替え工事が、この日の朝よりスタートしました。
戸山地区はもともと明治期より陸軍の各種学校があった場所です。戦後になってGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の提唱により住宅難解消のための越冬応急住宅が建設されたのが戸山ハイツの始まりでした。
それら木造の平屋住宅は老朽化が進んでおり、平屋からより多くの人々が住むことができる高層住宅への転換をめぐり、都と住民の間で揉めていました。1月には美濃部亮吉都知事が同ハイツに出向いて住民を説得。3月の東京都市計画地方審議会では、昭和43年度から47年度にかけて5か年計画で5階建て中層アパート(写真)を41棟(1,812戸)、11~16階建ての高層アパート13棟(1,536戸)を建設するよう事業決定しました。
その後、住民の一部にも建て替えに応じる人々が出始めており、すでに立ち退きの終わった大久保通り沿いと、国立第一病院沿いに計2棟(80戸)の建設が始まったのです。
この事業計画で立てられた中層、高層アパートは54年後の現在、再び建物の老朽化や住民たちの高齢化問題に直面しております。
参照 : 昭和43年11月16日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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