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【今日は何の日?】3月5日=東京・赤羽台団地でリアルすぎる火災実験(1962年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
61年前の1962(昭和37)年。東京都北区の日本住宅公団赤羽台団地にて、実際に団地の室内に火を放って延焼具合を測定するという、かなりリアルな火災実験が実施されました。
「完成したばかりの団地住宅にタンスやテレビを入れ、火をつけて燃やし、今後の住宅設計や管理の基礎資料を得よう」というコンセプトの実験です。この日の午後、関係者や団地の住人約600人が見守る中、ロケットの打ち上げばりにカウントダウンがアナウンスされ、油がこぼれ出している石油ストーブに火がつけられました。
実験とはいえ、窓や入口から吹き出してくる煙はまぎれもない本物。見物するご婦人方からは「こわい...」と悲鳴にも近い声があがっていたそうです。
実験の結果、壁や床を通して上下両隣に延焼する心配はないとのこと。引火により、ガラスが破れ、黒煙が室外へと吹き出すまでは約17分かかることが判明しました。
火事や地震を想定した訓練は全国各地でよく行われていますが、実際に団地の1室に引火したうえでの実験とは、かなり豪快ですね。
参照 : 昭和37年3月6日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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