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【今日は何の日?】3月25日=土曜お昼の名物『デン助劇場』が最終回(1972年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
51年前の1972(昭和47)年。関東圏において土曜午後の名物番組だった『デン助劇場』(NETテレビ=現・テレビ朝日)が、この日の放送で最終回を迎えました。
59(昭和34)年9月、開局間もないNETテレビで放送スタートした『デン助劇場』は、浅草喜劇の大宮敏充さんが主宰するデン助劇団の浅草松竹演芸場公演の舞台中継。大宮さんがハゲ頭にギョロ目、メリヤスシャツに腹巻姿のデン助に扮して大人気に。この番組の視聴者にプレゼントされていた首がフリフリと揺れる「デン助人形」は現在も骨董屋さんの定番人気商品となっています。
昭和時代の土曜日は学校も職場も「半ドン」が定番。お昼に帰宅後、お昼ご飯を食べながら視聴する番組として、関西圏では『よしもと新喜劇』、関東圏では『デン助劇場』という時代が昭和30年代から続いていたのです。
この番組は放送開始以来、モノクロ放送でしたが、最終回「デン助と寿美子の結婚(嫁ぐ日)」はカラーで放送され、約12年の歴史(60年10月から61年3月の半年間は放送されず)に幕を閉じました。
デン助こと大宮さんは4年後(1976年)に63歳の若さで死去。デン助の名前を冠したモノは、北海道当麻町名産の「でんすけすいか」、SONYの取材用テープレコーダー『デンスケ』、主に競輪競馬場周辺の路上などで行われる簡易ルーレットを使用した、イカサマ行為が横行しがちな『伝助賭博』などがあります。
「でんすけすいか」のみは、大衆に愛されたデン助さんのハゲ頭をスイカになぞらえつつ、米に代わって「田を助ける」転作物というダブルミーニングの命名です。テープレコーダーは49(昭和24)年から55(昭和30)年にかけて毎日新聞朝刊に連載されていた横山隆一さんの漫画『デンスケ』にちなみ(主人公・茶刈デンスケが取材先で録音するシーンがあったとか)、賭博に関しては戦前の35(昭和10)年に栃木・宇都宮競馬場付近で、これを発見し検挙した刑事の名前(増田伝助)が由来のため、大宮さんが扮したデン助とは関係ありません。
参照 : 昭和47年3月25日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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